新選組!
新選組!
2004年1月11日〜12月12日に放送された43作目のNHK大河ドラマである。
NHK大河ドラマ
通番 題名 放映期間
第42作 武蔵 MUSASHI 2003年1月5日
〜2003年12月7日
第43作 新選組! 2004年1月11日
〜2004年12月12日
第44作 義経 2005年1月9日
〜2005年12月11日
新選組!
新選組! あらすじ
元治元年、京都で近藤勇、土方歳三率いる新選組は取締に出動。
長州藩の桂小五郎は取り逃がすも沖田総司などの活躍により成果を挙げる。
新選組! 作品内容と反響
第43作NHK大河ドラマ。
近藤勇を主人公に、警備組織として知られる新選組が題材。幕末を扱うのは以来。香取慎吾は大河ドラマ初出演。原作・脚本は三谷幸喜。近藤と桂小五郎が江戸で知り合っているなど新解釈を盛り込みながら、同じ三谷脚本の『竜馬におまかせ』(日本テレビ系列)でも掲げた「幕末青春グラフティ」(尊皇攘夷の名の元に若者達が繰り広げる青春群像劇)をテーマに、「近藤勇の人生における重要な49日」を取り上げ、基本的にその1日を1話で構成するスタンスをとった作品。
大河ドラマとしては『琉球の風』以来11年ぶりにテーマ曲に歌詞がつけられた(歌詞は三谷の手によるもので、第26回からは歌詞の字幕が表示されるようになった。ちなみにその年の紅白でも歌われた)。
それとともに語りが一切無い大河ドラマ(ただし、アバンタイトルにおける史実の説明は除く)としても異例である。形で総集編では、みつ役の沢口靖子が語り、という形になっている。山場となる舞台となった池田屋のセットは、実際の建物の設計図を元に組まれた。
その為映画などでお馴染の大階段は存在せず(もともと大階段は創作。実際の「うなぎの寝床」な当時の京の家屋で、あんな大きな階段がしかも玄関にあるのは不自然である)、史実に近い暗くて狭い池田屋となった。新選組の固定化されたイメージの刷新に取り組んでおり、タイトルの「!」マークにはこれぞ新選組だという思いが込められている(三谷自身は照れ隠しのためか画数で験担ぎをしたとも述べている)。隊士や志士役には、実際の年齢に近い若手俳優や小劇場界で活躍する特徴となっている。
物語の中では、隊士をはじめ一人一人のキャラクターと彼らの人間関係が丁寧に描かれている(延べ出演者数は大河ドラマ最多)。
切腹した回ではアンコールでも1位に選ばれた。2005年にインターネットで行なわれた「好きな大河ドラマは?」というアンケートでは2位に入った(1位は『独眼竜政宗』)。熱烈な際に第2位として「三谷さんは新しい大河ドラマを作ろうとした」と好意的な発言を寄せた。近藤を主人公と定めたために主人公・近藤の死によって近藤の死後に土方が新選組を率いて転戦した会津・箱館が登場しなかったために、関係者からは不満の声が寄せられう。
こうした事情や続編を望む視聴者の声を背景に2006年1月3日には正月時代劇として、続編にあたる『新選組!! 土方歳三 最期の一日』を放送。
大河ドラマでは異例の続編の放送となった。作・脚本は引き続き三谷幸喜。主要出演者(試衛館の仲間達と会津侯)も土方の回想内という形で登場したが、主人公であった香取は『西遊記』(フジテレビ系列)撮影のためオーストラリアへ行っており、スケジュール調整が効かなかったのか、エンディングに一瞬だけ登場するにとどまった。
香取が出演するテレビ朝日系の番組『SmaSTATIN-4』では、香取やメンバーが出演したドラマ・映画のプロモーションを共演者がスタジオに登場することがあり、『新選組!』の主要キャストも例に漏れず最終回放映前日に番組出演したが、NHKの作品を他局の番組で本編映像も織りまぜながらプロモーションするというのは異例であった。
「局長!」というコントまで作られ、『笑っていいとも!』では香取が衣装で登場したこともあった。
2007年7月29日には、フジテレビ系「FNS27時間テレビ みんな“なまか”だっ!ウッキー!ハッピー!西遊記!」内で放送された「クイズ!ヘキサゴン 今夜はクイズパレード」において、新選組代表として香取慎吾、山本耕史、山本太郎、山口智充、小林隆、矢部太郎が衣装で出演している。
新選組! スタッフ
作:三谷幸喜
音楽:服部隆之 テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:広上淳一
テノール独唱:ジョン・健・ヌッツォ
演奏:フェイス・ミュージック
時代考証:大石学、山村竜也 建築考証:平井聖
衣装考証:小泉清子
音楽考証:奥中康人
殺陣武術指導:林邦史朗
所作指導:西川箕乃助
邦楽指導:本條秀太郎
資料提供:三野行徳、開陽丸、ハウステンボス、総本山長谷寺、南観音山保存会、徳川記念財団 題字:荻野丹雪
版画:木田安彦
京ことば指導:井上裕季子 土佐ことば指導:岡林桂子 薩摩ことば指導:西田聖志郎(本編にも出演) 御所ことば指導:堀井令以知 茶道指導:鈴木宗卓
医術指導:中村毅志夫
天然理心流指導:宮川清蔵、平井泰輔 壬生狂言指導:八木喜久男
都々逸指導:西川扇十郎
料理指導:氏家節男
撮影協力:京都府、京都市、茨城県、茨城県伊奈町、千葉県フィルムコミッション、千葉県立房総のむら、会津若松市フィルムコミッション、大本山金戒光明寺、茨城県八郷町、姫路フィルムコミッション、亀山御坊本徳寺、茨城県つくば市、粟生総本山光明寺、大本山妙心寺、高台寺、伏見稲荷大社、大覚寺、ハウステンボス、茨城県水海道市、神奈川県小田原市、西さがみフィルムコミッション、茨城県那珂町、福島県下郷町、高幡不動尊金剛寺 語り:小寺康雄アナウンサー(アバンタイトルのみ)、沢口靖子(総集編のみ) 制作統括:吉川幸司
制作:青木信也
美術:山下恒彦、岡島太郎、山内浩幹 技術:大沼雄次、佐々木喜昭 音響効果:米本満、小野寺茂樹、石川恭男 記録:野田茂子
編集:岩崎幹子
撮影:小笠原洋一、永野勇、平野拓也、杉山吉克 照明:大西純夫、中村正則、関康明 音声:山賀勉、冨沢裕、野原恒典、上村悦也、金子泰三、鈴木清人、寺島重雄 映像技術:竹内利夫、寺島朗、谷本将広、加藤貴成、大西康仁、釣木沢淳、田淵英明、横田幹次 美術進行:松谷尚文、田中裕、峯岸伸行、西本幸司、佐藤綾子 演出:清水一彦、伊勢田雅也、吉田浩樹、山本敏彦、小林大児、土井祥平、吉川邦夫(担当の回については放送日程に記載)
新選組を行く
語り:伊東敏恵
テノール独唱:ジョン・健・ヌッツォ
新選組! 出演
新選組! 新選組
新選組! 試衛館の仲間達(主要人物の9人)
宮川勝五郎→島崎勝太→島崎勇→近藤勇⇔大久保剛⇔大久保大和(局長):香取慎吾(SMAP)
多摩の農家、宮川家の出身。
近藤周助の門下に後に養子となり宗家四代目を襲名する。浪士組が募集されると、門弟と共に上洛する。新選組の局長となる。新選組も伊東甲子太郎の御陵衛士派に分裂。近藤は伊東甲子太郎を油小路で失った御陵衛士の隊士に銃撃される。その後下総流山で再起を期するも、新政府軍に包囲され単身出頭し処刑される。げんこつを口にこむという珍妙な特技を持ち、愛娘である近藤たまにも受け継がれた。
沖田惣次郎→沖田総司(副長助勤→一番組長):田辺季正→藤原竜也
試衛館の中でも最も剣の才能に恵まれ、若くして塾頭になり近藤をして「宗家五代目を襲名させたい」と言わしめる。
近藤らとともに上京し、池田屋事件などで活躍。肺結核に苦しむ。
近藤とは幼なじみ。行商をりしたが、剣の道を志し天然理心流に入門する。新選組では副長となり、近藤の代わりに嫌われ役に徹し組織統制に辣腕をふるい新見、山南ら多くの隊士を粛清したことから「鬼の副長」といわれる。流山で近藤と訣別した後も会津、函館と新政府軍を相手に戦い続ける。時に、人を斬って追っ手に追われている時、近藤の祝言が行われている近藤家で近藤に匿われる。
近藤は斎藤を逃がした。地で再会し、新選組に入隊する。芹沢に恩を感じて斎藤は襲撃に向かう土方、沖田、山南、原田を阻止しようとするが、近藤の仲裁により道を空ける。無口かつシャイな性格で任務を託されたさいの「承知」が口癖。敗戦後、隊を離れた永倉たちを「間違っている」といい「この旗がある限り新選組は終わらない」と内に秘めた心中を吐露した。本作では処刑された近藤の首級を彼が奪還し会津に持ち帰り土方、松平容保とともに弔ったとされている。短刀で彫刻を作っている。
藤堂平助(副長助勤→八番組長):中村勘太郎
北辰一刀流を学び、伊東道場で学んでいたが、試衛館に入門する。
剣の腕はあるが、沖田には引け目を感じていた。池田屋事件では一番乗りの大役を果たし、汗を拭おうとした時斬られ、重傷を負うほど奮戦する。後に伊東一派が入隊すると、間で葛藤する。伊東一派が御陵衛士を結成すると藤堂も加わる。油小路の変では奮戦し、永倉達は藤堂を助けようとするが、事情を知らない新選組隊士に斬られ息を引き取る。
原田左之助(副長助勤→十番組長):山本太郎
近藤とは滝本繁蔵の家の護衛を時に出会う。
槍の名人で修羅場で活躍する。近藤一派のムードメーカー的存在。永倉と共に隊を離れるが、近藤が刑場に引き立てられた際に現れ「新撰組は不滅だー!!」と熱いエールを「おれも不滅だー!!」と叫びながら颯爽と駆け去っていく。門人となる。
勇を創設者清河八郎、浪士組取締役・山岡鉄太郎と引き合わせ、浪士組への参加へのきっかけを作る。新選組では副長をつとめるが、土方により総長に棚上げされる。その後自らの居所をなくしたと感じ新選組を脱走したが、追いかけてきた沖田に草津で自ら声をかけて京に戻り切腹する。
永倉新八(副長助勤→二番組長):山口智充
近藤とは滝本繁蔵の家の護衛を時に出会う。
その後ヒュースケン襲撃事件に加わるが、近藤の説得で寝返る。食客に新選組結成にも参加する。松平容保に建白書を提出するなどしばしば近藤、土方の路線とは対立することもあった。敗戦後、会津に行くことを近藤に提案したが、受け入れられずに左之助とともに隊を離れが、近藤の同志であるという思いは最後まで揺るがなかった。
多摩出身で門人となる。新選組に参加し、地味ながらも組織の潤滑油として欠かせぬ存在となる。鳥羽伏見の戦いで谷周平を庇い戦死する。
役を勇が本庄宿で宿を割り当てるのを忘れたため、焚き火をしながら野宿をすると宣言した。勇が焚き火の前で「火を消すまでここを動かない」と宣言したため、焚き火を消すように命じた。近藤達と壬生浪士組(精忠浪士組)を結成。粗暴な振る舞いが力士達と「どっこい事件」を、商家の大和屋を襲うなど行為はエスカレート。勇は芹沢排除を決意する。褒美を貰った祝宴の席で泥酔し、八木家に戻った芹沢を土方、山南、原田、沖田が襲撃する。酒器につまずいたところを沖田に斬られ、土方にとどめを刺される。芹沢を排除するのに悩んでいる近藤に「鬼になれよ、近藤。鬼になって俺を食っちまいな」と語るなど近藤にとって乗り越えなければならない壁であるという表現がなされた。
新見錦(局長→副長):相島一之
芹沢と行動を共にしていたが、心服して芹沢が又三郎を斬殺した顛末を「士道に背いた」として、土方、山南に報告した。
土方の策略で、仲間を売った罪で「士道に背いた」として詰め腹を切らされたが、その際「こんなやり方では必ず隊に綻びが生じるぞ」と、その後の新撰組の行く末を予感させる言葉を残している。
平間重助(副長助勤):剛州
芹沢と行動を共にしていたが、際には逃亡。
平山五郎(副長助勤):坂田聡
芹沢を行動を共にしていた。
野口健司(副長助勤):岡本幸作 又三郎→佐伯又三郎(八木家奉公人→副長助勤):松谷賢示(水玉れっぷう隊)
八木家の奉公人であったが、芹沢の腰巾着になる。
些細なことで芹沢に斬られる。隊士(伊東道場一派)
伊東大蔵→伊東甲子太郎(参謀):谷原章介
新選組に入隊すると、近藤に信頼され参謀となった。
伊東の真意は新選組を尊王攘夷の先駆けとすることであった。その後分離して御陵衛士を結成する。討幕派からは新選組にいた過去から信頼を得られず、心中を近藤の別宅で吐露する。その帰路、待ちかまえて新選組隊士大石鍬次郎の槍に倒れる。門弟らから慕われた彼の死はほどなくして新撰組と全面衝突に発展、藤堂平助をはじめ両陣営に犠牲を出すこととなる。
加納鷲雄:小原雅人
油小路の変の後、復讐のために伏見街道で篠原らとともに近藤を狙撃する。
流山で近藤と再会する。
篠原泰之進:小梶直人
油小路の変の後、復讐のために伏見街道で近藤を狙撃する。
服部武雄:梶浦昭生
三木三郎(九番組長):平泉陽太 中西昇:猪狩賢二
新選組! その他の新選組隊士
島田魁:照英
武田観柳斎(軍師・五番組長):八嶋智人 河合耆三郎:大倉孝二
播磨の商家の出身。
松原と仲が愛想のいい人柄で人に好かれている。そろばんが得意で勘定方として金銭面を支え続けたが、西洋軍学習得に熱意を燃やす武田観柳斎に兵法書の購入資金を捻出したことから同じ本を狙って土方の怨みを買い切腹させられることに介錯の谷三十郎がしくじったため血の海でもがいているところを沖田にとどめを刺される。
医術にも明るく、病に沖田の病状を察知し、伏見街道で狙撃された近藤を治療する。
松原忠司(四番組長):甲本雅裕 尾形俊太郎:飯田基祐
浅野薫:中村俊太
尾関雅次郎:熊面鯉
旗役を務める。
葛山武八郎:平畠啓史(DnDkDn)
永倉らが松平容保に提出した建白書の一件で土方に切腹させられる。
豊 谷万太郎:若松力
谷昌武→近藤周平⇔谷周平:浅利陽介
谷三兄弟の末弟。
近藤勇の養子となる。裏腹に常にその重圧に苦悩しており、ついには無理やりとはいえ浅野薫の脱走計画に参加してしまったため養子縁組はいったん取り消しとなり、もとの谷姓に戻される。近藤家の跡取りにふさわしい男たらんと勉学、剣の稽古に励む彼を勇は最後まで「近藤周平」と呼び続けた。
再来といわれる剣豪。為という名目で浪士組を創設するが、真の目的は尊皇攘夷の先鋒とするためであった。
京に到着後、朝廷に建白書を提出し大騒ぎとなる。後に佐々木只三郎に斬られる。
山岡鉄太郎→山岡鉄舟(浪士組取締→精鋭隊歩兵頭格):羽場裕一 松平主税助→松平上総介(講武所教授方→浪士組取扱):藤木孝
講武所教授方見習に近藤勇を推薦するが、勇が百姓の出身であることから取りやめ、冷たくあしらう。
その後、浪士組取扱になるが、用意した支度金が足りなくなると仮病を装い責任逃れをする。
速見又四郎(浪士組取締並):七海智哉 池田徳太郎(浪士組隊士):野仲功 祐天仙之助(浪士組隊士):渡部雄作
博徒の出身で、浪士組に参加。
大村達尾(浪士組隊士):江畑浩規
祐天仙之助に父を殺され、仇を討つために浪士組に入隊。
人々
近藤周助→近藤周斎:田中邦衛
近藤勇の養父。
勇を養子に迎えて隠居し、周斎と名乗る。
近藤ふで:野際陽子
近藤周助の妻で近藤勇の養母。
周助が勇を養子に迎えてからは勇が出身であるのが不満でつらくあたる。勇が上洛前に自らも置屋の芸者から周助に身請けされた過去を告白し、わだかまりを解く。その後は勇を応援し、板橋で山周される時は「近藤勇、よく頑張りました」と声を掛けた。
沖田みつ:沢口靖子
沖田総司の姉。
総司が試衛館の門人であることから試衛館に出入りしていた。
滝本捨助:中村獅童
近藤勇の幼馴染で、多摩の資産家の滝本家に生まれる。
物語中、いたるところに出没する。
近藤勇とは義兄弟の契りを結んでいる。新選組を支援する。
近藤勇の義兄弟。
勇が武士になったことを喜び、応援している。
ため家督を継いでいない。近藤勇と土方歳三に「二人で時代と斬り結びなさい」と諭す。→近藤つね:田畑智子
近藤勇の妻。
娘であったが、勇と結婚したまを産む。
滝本繁蔵:沼田曜一
滝本捨助の父。
屋敷を賊に者を移送する役を近藤勇に頼む。つ:岩崎加根子
近藤ふでの古い友人
沖田林太郎:日野陽仁
沖田総司の義兄。
沖田みつを妻とし婿養子になり沖田家の当主となる。
松井八十五郎:浅沼晋平
近藤つねの父。
徳次郎:飯田まさと
試衛館門人。
歳三が道場破りを行い、怪我をした門人達に薬を売りつけていたが、その手口がばれて歳三共々手ひどい報復を受ける。
近藤たま:山城毬花→鎗田千裕→松元環季
近藤勇の娘。
姪:日高里菜、小池彩夢
2004年1月11日〜12月12日に放送された43作目のNHK大河ドラマである。
NHK大河ドラマ
通番 題名 放映期間
第42作 武蔵 MUSASHI 2003年1月5日
〜2003年12月7日
第43作 新選組! 2004年1月11日
〜2004年12月12日
第44作 義経 2005年1月9日
〜2005年12月11日
新選組!
新選組! あらすじ
元治元年、京都で近藤勇、土方歳三率いる新選組は取締に出動。
長州藩の桂小五郎は取り逃がすも沖田総司などの活躍により成果を挙げる。
新選組! 作品内容と反響
第43作NHK大河ドラマ。
近藤勇を主人公に、警備組織として知られる新選組が題材。幕末を扱うのは以来。香取慎吾は大河ドラマ初出演。原作・脚本は三谷幸喜。近藤と桂小五郎が江戸で知り合っているなど新解釈を盛り込みながら、同じ三谷脚本の『竜馬におまかせ』(日本テレビ系列)でも掲げた「幕末青春グラフティ」(尊皇攘夷の名の元に若者達が繰り広げる青春群像劇)をテーマに、「近藤勇の人生における重要な49日」を取り上げ、基本的にその1日を1話で構成するスタンスをとった作品。
大河ドラマとしては『琉球の風』以来11年ぶりにテーマ曲に歌詞がつけられた(歌詞は三谷の手によるもので、第26回からは歌詞の字幕が表示されるようになった。ちなみにその年の紅白でも歌われた)。
それとともに語りが一切無い大河ドラマ(ただし、アバンタイトルにおける史実の説明は除く)としても異例である。形で総集編では、みつ役の沢口靖子が語り、という形になっている。山場となる舞台となった池田屋のセットは、実際の建物の設計図を元に組まれた。
その為映画などでお馴染の大階段は存在せず(もともと大階段は創作。実際の「うなぎの寝床」な当時の京の家屋で、あんな大きな階段がしかも玄関にあるのは不自然である)、史実に近い暗くて狭い池田屋となった。新選組の固定化されたイメージの刷新に取り組んでおり、タイトルの「!」マークにはこれぞ新選組だという思いが込められている(三谷自身は照れ隠しのためか画数で験担ぎをしたとも述べている)。隊士や志士役には、実際の年齢に近い若手俳優や小劇場界で活躍する特徴となっている。
物語の中では、隊士をはじめ一人一人のキャラクターと彼らの人間関係が丁寧に描かれている(延べ出演者数は大河ドラマ最多)。
切腹した回ではアンコールでも1位に選ばれた。2005年にインターネットで行なわれた「好きな大河ドラマは?」というアンケートでは2位に入った(1位は『独眼竜政宗』)。熱烈な際に第2位として「三谷さんは新しい大河ドラマを作ろうとした」と好意的な発言を寄せた。近藤を主人公と定めたために主人公・近藤の死によって近藤の死後に土方が新選組を率いて転戦した会津・箱館が登場しなかったために、関係者からは不満の声が寄せられう。
こうした事情や続編を望む視聴者の声を背景に2006年1月3日には正月時代劇として、続編にあたる『新選組!! 土方歳三 最期の一日』を放送。
大河ドラマでは異例の続編の放送となった。作・脚本は引き続き三谷幸喜。主要出演者(試衛館の仲間達と会津侯)も土方の回想内という形で登場したが、主人公であった香取は『西遊記』(フジテレビ系列)撮影のためオーストラリアへ行っており、スケジュール調整が効かなかったのか、エンディングに一瞬だけ登場するにとどまった。
香取が出演するテレビ朝日系の番組『SmaSTATIN-4』では、香取やメンバーが出演したドラマ・映画のプロモーションを共演者がスタジオに登場することがあり、『新選組!』の主要キャストも例に漏れず最終回放映前日に番組出演したが、NHKの作品を他局の番組で本編映像も織りまぜながらプロモーションするというのは異例であった。
「局長!」というコントまで作られ、『笑っていいとも!』では香取が衣装で登場したこともあった。
2007年7月29日には、フジテレビ系「FNS27時間テレビ みんな“なまか”だっ!ウッキー!ハッピー!西遊記!」内で放送された「クイズ!ヘキサゴン 今夜はクイズパレード」において、新選組代表として香取慎吾、山本耕史、山本太郎、山口智充、小林隆、矢部太郎が衣装で出演している。
新選組! スタッフ
作:三谷幸喜
音楽:服部隆之 テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:広上淳一
テノール独唱:ジョン・健・ヌッツォ
演奏:フェイス・ミュージック
時代考証:大石学、山村竜也 建築考証:平井聖
衣装考証:小泉清子
音楽考証:奥中康人
殺陣武術指導:林邦史朗
所作指導:西川箕乃助
邦楽指導:本條秀太郎
資料提供:三野行徳、開陽丸、ハウステンボス、総本山長谷寺、南観音山保存会、徳川記念財団 題字:荻野丹雪
版画:木田安彦
京ことば指導:井上裕季子 土佐ことば指導:岡林桂子 薩摩ことば指導:西田聖志郎(本編にも出演) 御所ことば指導:堀井令以知 茶道指導:鈴木宗卓
医術指導:中村毅志夫
天然理心流指導:宮川清蔵、平井泰輔 壬生狂言指導:八木喜久男
都々逸指導:西川扇十郎
料理指導:氏家節男
撮影協力:京都府、京都市、茨城県、茨城県伊奈町、千葉県フィルムコミッション、千葉県立房総のむら、会津若松市フィルムコミッション、大本山金戒光明寺、茨城県八郷町、姫路フィルムコミッション、亀山御坊本徳寺、茨城県つくば市、粟生総本山光明寺、大本山妙心寺、高台寺、伏見稲荷大社、大覚寺、ハウステンボス、茨城県水海道市、神奈川県小田原市、西さがみフィルムコミッション、茨城県那珂町、福島県下郷町、高幡不動尊金剛寺 語り:小寺康雄アナウンサー(アバンタイトルのみ)、沢口靖子(総集編のみ) 制作統括:吉川幸司
制作:青木信也
美術:山下恒彦、岡島太郎、山内浩幹 技術:大沼雄次、佐々木喜昭 音響効果:米本満、小野寺茂樹、石川恭男 記録:野田茂子
編集:岩崎幹子
撮影:小笠原洋一、永野勇、平野拓也、杉山吉克 照明:大西純夫、中村正則、関康明 音声:山賀勉、冨沢裕、野原恒典、上村悦也、金子泰三、鈴木清人、寺島重雄 映像技術:竹内利夫、寺島朗、谷本将広、加藤貴成、大西康仁、釣木沢淳、田淵英明、横田幹次 美術進行:松谷尚文、田中裕、峯岸伸行、西本幸司、佐藤綾子 演出:清水一彦、伊勢田雅也、吉田浩樹、山本敏彦、小林大児、土井祥平、吉川邦夫(担当の回については放送日程に記載)
新選組を行く
語り:伊東敏恵
テノール独唱:ジョン・健・ヌッツォ
新選組! 出演
新選組! 新選組
新選組! 試衛館の仲間達(主要人物の9人)
宮川勝五郎→島崎勝太→島崎勇→近藤勇⇔大久保剛⇔大久保大和(局長):香取慎吾(SMAP)
多摩の農家、宮川家の出身。
近藤周助の門下に後に養子となり宗家四代目を襲名する。浪士組が募集されると、門弟と共に上洛する。新選組の局長となる。新選組も伊東甲子太郎の御陵衛士派に分裂。近藤は伊東甲子太郎を油小路で失った御陵衛士の隊士に銃撃される。その後下総流山で再起を期するも、新政府軍に包囲され単身出頭し処刑される。げんこつを口にこむという珍妙な特技を持ち、愛娘である近藤たまにも受け継がれた。
沖田惣次郎→沖田総司(副長助勤→一番組長):田辺季正→藤原竜也
試衛館の中でも最も剣の才能に恵まれ、若くして塾頭になり近藤をして「宗家五代目を襲名させたい」と言わしめる。
近藤らとともに上京し、池田屋事件などで活躍。肺結核に苦しむ。
近藤とは幼なじみ。行商をりしたが、剣の道を志し天然理心流に入門する。新選組では副長となり、近藤の代わりに嫌われ役に徹し組織統制に辣腕をふるい新見、山南ら多くの隊士を粛清したことから「鬼の副長」といわれる。流山で近藤と訣別した後も会津、函館と新政府軍を相手に戦い続ける。時に、人を斬って追っ手に追われている時、近藤の祝言が行われている近藤家で近藤に匿われる。
近藤は斎藤を逃がした。地で再会し、新選組に入隊する。芹沢に恩を感じて斎藤は襲撃に向かう土方、沖田、山南、原田を阻止しようとするが、近藤の仲裁により道を空ける。無口かつシャイな性格で任務を託されたさいの「承知」が口癖。敗戦後、隊を離れた永倉たちを「間違っている」といい「この旗がある限り新選組は終わらない」と内に秘めた心中を吐露した。本作では処刑された近藤の首級を彼が奪還し会津に持ち帰り土方、松平容保とともに弔ったとされている。短刀で彫刻を作っている。
藤堂平助(副長助勤→八番組長):中村勘太郎
北辰一刀流を学び、伊東道場で学んでいたが、試衛館に入門する。
剣の腕はあるが、沖田には引け目を感じていた。池田屋事件では一番乗りの大役を果たし、汗を拭おうとした時斬られ、重傷を負うほど奮戦する。後に伊東一派が入隊すると、間で葛藤する。伊東一派が御陵衛士を結成すると藤堂も加わる。油小路の変では奮戦し、永倉達は藤堂を助けようとするが、事情を知らない新選組隊士に斬られ息を引き取る。
原田左之助(副長助勤→十番組長):山本太郎
近藤とは滝本繁蔵の家の護衛を時に出会う。
槍の名人で修羅場で活躍する。近藤一派のムードメーカー的存在。永倉と共に隊を離れるが、近藤が刑場に引き立てられた際に現れ「新撰組は不滅だー!!」と熱いエールを「おれも不滅だー!!」と叫びながら颯爽と駆け去っていく。門人となる。
勇を創設者清河八郎、浪士組取締役・山岡鉄太郎と引き合わせ、浪士組への参加へのきっかけを作る。新選組では副長をつとめるが、土方により総長に棚上げされる。その後自らの居所をなくしたと感じ新選組を脱走したが、追いかけてきた沖田に草津で自ら声をかけて京に戻り切腹する。
永倉新八(副長助勤→二番組長):山口智充
近藤とは滝本繁蔵の家の護衛を時に出会う。
その後ヒュースケン襲撃事件に加わるが、近藤の説得で寝返る。食客に新選組結成にも参加する。松平容保に建白書を提出するなどしばしば近藤、土方の路線とは対立することもあった。敗戦後、会津に行くことを近藤に提案したが、受け入れられずに左之助とともに隊を離れが、近藤の同志であるという思いは最後まで揺るがなかった。
多摩出身で門人となる。新選組に参加し、地味ながらも組織の潤滑油として欠かせぬ存在となる。鳥羽伏見の戦いで谷周平を庇い戦死する。
役を勇が本庄宿で宿を割り当てるのを忘れたため、焚き火をしながら野宿をすると宣言した。勇が焚き火の前で「火を消すまでここを動かない」と宣言したため、焚き火を消すように命じた。近藤達と壬生浪士組(精忠浪士組)を結成。粗暴な振る舞いが力士達と「どっこい事件」を、商家の大和屋を襲うなど行為はエスカレート。勇は芹沢排除を決意する。褒美を貰った祝宴の席で泥酔し、八木家に戻った芹沢を土方、山南、原田、沖田が襲撃する。酒器につまずいたところを沖田に斬られ、土方にとどめを刺される。芹沢を排除するのに悩んでいる近藤に「鬼になれよ、近藤。鬼になって俺を食っちまいな」と語るなど近藤にとって乗り越えなければならない壁であるという表現がなされた。
新見錦(局長→副長):相島一之
芹沢と行動を共にしていたが、心服して芹沢が又三郎を斬殺した顛末を「士道に背いた」として、土方、山南に報告した。
土方の策略で、仲間を売った罪で「士道に背いた」として詰め腹を切らされたが、その際「こんなやり方では必ず隊に綻びが生じるぞ」と、その後の新撰組の行く末を予感させる言葉を残している。
平間重助(副長助勤):剛州
芹沢と行動を共にしていたが、際には逃亡。
平山五郎(副長助勤):坂田聡
芹沢を行動を共にしていた。
野口健司(副長助勤):岡本幸作 又三郎→佐伯又三郎(八木家奉公人→副長助勤):松谷賢示(水玉れっぷう隊)
八木家の奉公人であったが、芹沢の腰巾着になる。
些細なことで芹沢に斬られる。隊士(伊東道場一派)
伊東大蔵→伊東甲子太郎(参謀):谷原章介
新選組に入隊すると、近藤に信頼され参謀となった。
伊東の真意は新選組を尊王攘夷の先駆けとすることであった。その後分離して御陵衛士を結成する。討幕派からは新選組にいた過去から信頼を得られず、心中を近藤の別宅で吐露する。その帰路、待ちかまえて新選組隊士大石鍬次郎の槍に倒れる。門弟らから慕われた彼の死はほどなくして新撰組と全面衝突に発展、藤堂平助をはじめ両陣営に犠牲を出すこととなる。
加納鷲雄:小原雅人
油小路の変の後、復讐のために伏見街道で篠原らとともに近藤を狙撃する。
流山で近藤と再会する。
篠原泰之進:小梶直人
油小路の変の後、復讐のために伏見街道で近藤を狙撃する。
服部武雄:梶浦昭生
三木三郎(九番組長):平泉陽太 中西昇:猪狩賢二
新選組! その他の新選組隊士
島田魁:照英
武田観柳斎(軍師・五番組長):八嶋智人 河合耆三郎:大倉孝二
播磨の商家の出身。
松原と仲が愛想のいい人柄で人に好かれている。そろばんが得意で勘定方として金銭面を支え続けたが、西洋軍学習得に熱意を燃やす武田観柳斎に兵法書の購入資金を捻出したことから同じ本を狙って土方の怨みを買い切腹させられることに介錯の谷三十郎がしくじったため血の海でもがいているところを沖田にとどめを刺される。
医術にも明るく、病に沖田の病状を察知し、伏見街道で狙撃された近藤を治療する。
松原忠司(四番組長):甲本雅裕 尾形俊太郎:飯田基祐
浅野薫:中村俊太
尾関雅次郎:熊面鯉
旗役を務める。
葛山武八郎:平畠啓史(DnDkDn)
永倉らが松平容保に提出した建白書の一件で土方に切腹させられる。
豊 谷万太郎:若松力
谷昌武→近藤周平⇔谷周平:浅利陽介
谷三兄弟の末弟。
近藤勇の養子となる。裏腹に常にその重圧に苦悩しており、ついには無理やりとはいえ浅野薫の脱走計画に参加してしまったため養子縁組はいったん取り消しとなり、もとの谷姓に戻される。近藤家の跡取りにふさわしい男たらんと勉学、剣の稽古に励む彼を勇は最後まで「近藤周平」と呼び続けた。
再来といわれる剣豪。為という名目で浪士組を創設するが、真の目的は尊皇攘夷の先鋒とするためであった。
京に到着後、朝廷に建白書を提出し大騒ぎとなる。後に佐々木只三郎に斬られる。
山岡鉄太郎→山岡鉄舟(浪士組取締→精鋭隊歩兵頭格):羽場裕一 松平主税助→松平上総介(講武所教授方→浪士組取扱):藤木孝
講武所教授方見習に近藤勇を推薦するが、勇が百姓の出身であることから取りやめ、冷たくあしらう。
その後、浪士組取扱になるが、用意した支度金が足りなくなると仮病を装い責任逃れをする。
速見又四郎(浪士組取締並):七海智哉 池田徳太郎(浪士組隊士):野仲功 祐天仙之助(浪士組隊士):渡部雄作
博徒の出身で、浪士組に参加。
大村達尾(浪士組隊士):江畑浩規
祐天仙之助に父を殺され、仇を討つために浪士組に入隊。
人々
近藤周助→近藤周斎:田中邦衛
近藤勇の養父。
勇を養子に迎えて隠居し、周斎と名乗る。
近藤ふで:野際陽子
近藤周助の妻で近藤勇の養母。
周助が勇を養子に迎えてからは勇が出身であるのが不満でつらくあたる。勇が上洛前に自らも置屋の芸者から周助に身請けされた過去を告白し、わだかまりを解く。その後は勇を応援し、板橋で山周される時は「近藤勇、よく頑張りました」と声を掛けた。
沖田みつ:沢口靖子
沖田総司の姉。
総司が試衛館の門人であることから試衛館に出入りしていた。
滝本捨助:中村獅童
近藤勇の幼馴染で、多摩の資産家の滝本家に生まれる。
物語中、いたるところに出没する。
近藤勇とは義兄弟の契りを結んでいる。新選組を支援する。
近藤勇の義兄弟。
勇が武士になったことを喜び、応援している。
ため家督を継いでいない。近藤勇と土方歳三に「二人で時代と斬り結びなさい」と諭す。→近藤つね:田畑智子
近藤勇の妻。
娘であったが、勇と結婚したまを産む。
滝本繁蔵:沼田曜一
滝本捨助の父。
屋敷を賊に者を移送する役を近藤勇に頼む。つ:岩崎加根子
近藤ふでの古い友人
沖田林太郎:日野陽仁
沖田総司の義兄。
沖田みつを妻とし婿養子になり沖田家の当主となる。
松井八十五郎:浅沼晋平
近藤つねの父。
徳次郎:飯田まさと
試衛館門人。
歳三が道場破りを行い、怪我をした門人達に薬を売りつけていたが、その手口がばれて歳三共々手ひどい報復を受ける。
近藤たま:山城毬花→鎗田千裕→松元環季
近藤勇の娘。
姪:日高里菜、小池彩夢