Dr.コトー診療所

Dr.コトー診療所
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Dr.コトー診療所

Dr.コトー診療所 概要

小学館週刊ヤングサンデーで連載。
単行本は1000万部を超える大ヒットとなっている。2004年、第49回小学館漫画賞一般向け部門を受賞した。2005年には、学年誌小学五年生で『Dr.コトー診療所 島の子供達』を隔月で連載。
2003年には、フジテレビ系列でテレビドラマ化された。
2004年にスペシャル版、2006年には新シリーズが放送された。
Dr.コトーが人里離れた診療所を女性看護師と二人で切り盛りするところや、ニヒリストでライバルは、設定を連想させる。モデルは下甑手打診療所にて、30年間離島医療に携わってきた瀬戸上健二郎医師である。
病気による理由で長期休載状態であったが、2007年7月より再開された。

Dr.コトー診療所 あらすじ

五島健助(ごとう けんすけ)は優秀な医師で、東京の大学附属病院に勤めていたが、とある理由から離島の古志木島の診療所に来る。
島は、3か月の間無医村状態であったが、過去によい医師が来たことがなかったからか、あまり歓迎されない。4か月前から来て診療所に来る患者は少なく、来ても応急処置だけを受けた後、船で本土の病院へ行くのだと聞かされる。
実際なかなか患者が来ない中、島にときに運んでもらった漁師の原剛利(はら たけとし)の息子が患者と手術で助ける。
原は、お礼として診療所に看板を送るが、名前を間違えられていて、看板は「Dr.コトー診療所」となっていた。五島は、多くの患者の治療とその人柄により、島民の信頼を得ていくなる。
登場人物
五島健助(ごとう けんすけ) 主人公。
天津堂大学医学部医学科卒業(一説によると2浪) 専門は外科。
天津堂大学附属病院に勤めていたが、医療ミスの責任をとって日本本土から船で6時間かかる離島、古志木島にやって来る(ミスで病院を追われてから島に来るまで3年間の空白期間がある。過去にアメリカに滞在していたかのような台詞があったが、空白期間に渡米していたかどうかは、今の所は不明である)。柔和で真面目だが自分のことにはだらしが無い。
陸海空の全ての乗り物に弱くてすぐに乗り物酔いして嘔吐する。暑がり・寒がりであるがクーラーは苦手、カナヅチでもある。カップ麺好きが祟って隠れ肥満と、まさに「医者の不養生」というに相応しい人物である。原には「あれで腕が悪かったら、最高に情けねえ人間だな」とまで言われた。医師としては天才的な腕を持ち、手術道具もろくに無いこの島で、難手術をこなす。
島民からは親しまれている。患者を気遣って治療方針を決めるため、口の悪い安藤重男も「すごい(立派な医師である)ヤブ」と意味不明ながら賞賛している。島に居た医者が揃いも揃って「僻地に飛ばされてくるようなロクでも無い医者」であったことから島民らの医者不信が根強く、関係もギクシャクしていた。
その人となりに触れ、信頼・理解を深めて絶大な信頼を受けている。怪我や病気を治すだけでは無く、ケアも同時に行う為、星野等にはおり、本人もそれを目指している。良庵も医師で、ハワイ在住。
祖父は五島にとって存在の一人で有る。 当初は星野彩佳に対しては信頼・尊敬するナースと言う意識しかなかった様だが、頃からか大切な存在になっていたと思われる。
星野が乳癌であることが分かった後、それがはっきりする様になる。手術後、星野にプロポーズするが、承諾を貰えぬまま、翌日島を出て行く星野を黙って送り出すことになる。
五島のことが好きだが、第一部ではいずれ本土に帰ってしまうだろうと考えており、恋愛対象としては意識すまいと決め込んでいた。
将来は医師免許をとろうと考えている。中日ドラゴンズのファン(作者の山田貴敏氏も大のドラゴンズファンである)。乗物酔いした五島に、頭からあらぬものを浴びせられるという不幸に見舞われている。 五島の治療の仕方に最初は戸惑いながらも次第に優秀さを発揮し、時には無茶な手術をする五島を見事にサポートしていく。
第2部では乳癌であることが発覚。
手術は成功し現在療養中だが、生存率は50〜70%。五島から婚約指輪を受け取るも返上し、医師になるために島を出て行った。
正一は星野と母をおいて別の女性と島を出て行ってしまったが、後に大病を患って戻ってくる。仲依ミナ(なかい みな) 星野の病気療養中に、診療所に赴任した准看護師。
愛称は自称「ミナチン」でお転婆系だが、アイドルタレントの愛称を意識した当人のイメージとは素朴で流行とは無縁な島民からは「〜チン」がモノを連想させるのか微妙な赤面を向けられている。本人はアイドルっぽく振舞っている。准看護師としては未熟で、手術中の血を見て倒れたり、注射が下手だったりと、精神的にもである。
面識の星野を立派な先輩とみなしており、彼女のように五島のサポートをできるようになるのが目下の目標で、意外と「出来ることからコツコツと」という性格も発揮している。 と事情により古志木島に赴任したのだが、既婚者でDVに悩まされていた。
原健裕(はら たけひろ) 五島に憧れる少年。
ところを五島が船上で手術して一命を取りとめる。
中学では持病がことが判明したが、五島の手術(ロス手術)により回復。 五島に憧れており、将来の夢は医師。
学業成績は良くなかったが、医師を志すことにより、現在は全国模試で18位をとるなど成績優秀。その甲斐あって、難関校である私立皆洋高校に合格した。原剛利(はら たけとし) 漁師。
朴訥で融通も利かず浮いてしまいがちな性格だが、漁師としての腕はまた性格も一本筋がとおっているため、仲間にも一目置かれている。
妻を島の前の医師の診察ミスで亡くしており、医師に不信感を持ってが、無茶な息子を救われて五島を信頼するようになる。
五島の名字を「コトー」と勘違いして診療所に「Dr.コトー診療所」の看板と大漁旗を寄贈した。
煎じ薬を作っていて、五島以前の医者がいいかげんであったことから、診療所に来る医者などロクな者ではないと見限っていた。
夫は他界。本土に一人息子がいる。 腹部大動脈瘤・狭心症を患ったが、五島に命を救われたことから信頼するようになり、原とともに五島や星野を精神的に支えている。
診療所を手伝っているが、診療所の医者に懐疑的な島民との間のクッション役にもなった。煎じ薬は島民に信頼されており、大病を患った際には島民大勢が駆け付けている。
第3巻の時点から、五島と星野の仲を見抜いていた。
安藤重男(あんどう しげお) 漁労長。
変なところで頑固な老人。
五島のことは「ヤブ」と呼んでいる。うちは島に医者に懐疑的で、本気で「ヤブ」と呼んでいた。後に立派な医師であることを度々目の当たりにしても、相変わらず「ヤブ」呼ばわりするのは、腕が悪いという意味ででは親しみを込めたニックネームのようなものか? 妻は他界。
息子と娘がいる。息子の伸幸は報道写真の第一人者。団長でもあるがもういい加減に高齢なので、しょっちゅうからかわれている。
モデルはモデルとなった島の漁師。
和田一範(わだ かずのり) 小学校の校務員。
普段はボーっとしており、パーマにたらこ唇のやや冴えない風貌をしているが、やる時には中年男性。
自宅にはおり、名前をつけるのに苦労している。スズメバチの巣の駆除を役場から請け負っているが、仕事という趣味の範疇で、スズメバチの巣を(中身は抜きで)コレクションしている。微生物が縁で海洋生物学で微生物を研究している一回り以上年下の西尾環と結婚。
息子の不二彦も生まれる。環が大学に研究員として招かれたため、息子ともども1年間渡米。 現地でアメリカナイズされ、博識と日本に帰国。
島に着いた後、島の福祉施設の所長に就任する。巽謙司(たつみけんじ) 「週刊トポス」の記者。
その責任が五島にあると思っていて、五島の医師生命を断とうと島内部にかつて醜聞を広めた。
土砂崩れに巻きこまれて大怪我(硬膜外血腫)をした際、明けられると患者に真摯に接する五島の誠実さに気づいた。三上新一(みかみ しんいち) 医師。
ミスのために五島を追いやることになった。
外科部長の奥村浩生の太鼓持ちとして振舞っていたが、五島の言動・行動を目の当たりにして使命感に目覚め、奥村にたてつき離島の増生島へ飛ばされる。頃は性格が認められて次第に島の人たちに受け入れられていった。
島の林業家の娘である藤原恵と結婚し子供をもうけるも、古志木島で他人を救おうとする中で亡くなった。恵はその後に男児を出産し、健一と名付けた。
五島に憧れている。
雄一郎は代議士で、診療所にESWLを送った。星野とは五島を巡った(?)恋愛のライバルでもある。
性格は冷徹かつ傲慢なところがあり、人付き合いも悪かった。頃に母親から虐待を受けていたことでPTSDになるが、五島の助けで克服する。
その後、紆余曲折を経て三上のいた増生島へ赴任する。無愛想な性格は鋭い観察眼を人間関係に生かし、また生真面目な性格もあって陰ながら周囲には立派な人格者だと好感を持たれていた。 一度病院を追われ、アルコール依存症となってしまい、古志木島の五島の所に訪れたことがある。
その時五島は江葉都をベッドに縛りつけ、発作でアルコールに手を出すのを抑えていた。教え子でも有った鳴海の幻肢痛の克服を手助け、医者としての信念を取り戻した鳴海に後を託し、増生島を去った。
容姿やモデルはジョン・レノン(長髪ともみ上げ、辛辣な皮肉屋、ドイツ語に通暁、ニヒリスト、主人公との葛藤、生母との複雑な関係(マザーを参照)、Dr.エバト←ドクター・ロバート)。
健裕と同い年の息子がいる。
病院から追い出され古志木島に来る。
古志木島村長の姪でもある。 登場当初は自己憐憫と敵愾心に凝り固まっていて、他人を見下すような行動が目立ったが、後にためになりたいという初心を取り戻して、介護士の免許を取るため島を出て行く。
鳴海慧(なるみ けい) 医師。
三上と瓜二つの風貌・外見を持つが、性格は正反対で無闇に膨れ上がった自尊心の持ち主。
研修医時代の事故により、右足の膝から下は義足となっている。
教え子だったが、執刀による負傷した足の復元手術と壊死による切断によって幻肢痛になったと思い込んでおり、また江葉都が鳴海の傲慢な性格を見抜き批判して病院を追われたと恨んでいる。五島のような天才肌の医者を嫌っている。
その思いから星野の手術の邪魔をするが失敗する。三上のいた増生島に行く。三上の忘れ形見である健一の手術の後、三上と一卵性双生児の双子であったことを自ら明かし、さらに、島民の救助などを経て、幻肢痛を克服した。三上に対して抱いて誤解を解かれた後、優劣を競うための技量では患者を救う医者としての信念を取り戻す。
Dr.コトー診療所 単行本

第1巻 Dr.コトー、島に着く。
ISBN 4-09-152501-6 第2巻 Dr.コトー、狙われる。
ISBN 4-09-152502-4 第3巻 Dr.コトー、殴られる。
ISBN 4-09-152503-2 第4巻 Dr.コトー、上京する。
ISBN 4-09-152504-0 第5巻 Dr.コトー、苦悩する。
ISBN 4-09-152505-9 第6巻 Dr.コトー、遭難する。
ISBN 4-09-152506-7 第7巻 Dr.コトー、誓う。
ISBN 4-09-152507-5 第8巻 Dr.コトー、帰島する。
ISBN 4-09-152508-3 第9巻 Dr.コトー、訣別する。
ISBN 4-09-152509-1 第10巻 Dr.コトー、導く。
ISBN 4-09-152510-5 第11巻 Dr.コトー、受けいれる。
ISBN 4-09-153121-0 第12巻 Dr.コトー、笑う。
ISBN 4-09-153122-9 第13巻 Dr.コトー、動揺する。
ISBN 4-09-153123-7 第14巻 Dr.コトー、絶望する。
ISBN 4-09-153125-3 第16巻 Dr.コトー、悩む。
ISBN 4-09-153126-1 第17巻 Dr.コトー、吐露する。
ISBN 4-09-151078-7 第20巻 Dr.コトー、ずっこける。
ISBN 4-09-151123-6 第21巻 Dr.コトー、信じる。
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