動物のお医者さん
動物のお医者さん
佐々木倫子による少女漫画。単行本は、花とゆめCOMICSで全12巻、白泉社文庫版では全8巻。
動物のお医者さん 概要
基本的に一話完結型。
飼い犬であるシベリアン・ハスキーの“チョビ”はモデルである北海道大学獣医学部の志望者数が跳ね上がるなど、社会現象も巻き起こした。
本筋に直接関わるキャラクターとしてペットや患畜(病院に連れてこられた動物)が登場するが、それ以外にも一種の表現として、物語に無関係な動物が描かれることがある。
セリフとしてふきだしなしの文章がコマ内に書かれる。
動物のせりふが人間には通じず珍妙なやり取りになったり、登場人物が「何を考えているか分からない(動物の気持ちが理解できない)」としてソロモンの指輪を欲しがったりする様子も、作中のエピソードで描かれている。記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
本名の漢字を分解した「ハムテル」というあだ名で親しまれ、また祖母からは「キミテル」と呼ばれる(ドラマでは「さん」付けされていた)など、本名で呼ばれる機会が少ない(本名で呼ばれたのは原作の両親が初めて帰国した話の最後のシーンで父親が呼んでいた1回だけだった。ドラマでは母親にも本名で呼ばれている)。
近道として敷地を通り抜けに利用した際、漆原教授からチョビを押し付けられる。
その後、チョビ達を飼っていることもあり動物の治療費も浮くからと、深い考えもなしにH大学獣医学部病院学講座へ進んだ。
冷静な性格のため周囲より大人物だと思われているが、実際は動揺を感じる感覚が人よりずれているだけである(しかしドラマではチョビが山で遭難した時探しながら大声で泣き叫ぶシーンがあって、原作よりは感情的な一面があった)。
・断ろうと思案中に押し付けられてしまう性格なので、トラブルに巻き込まれていることもしばしば。器用でそつなくこなすので、信頼を集めている。堅実な性格と運の良さから試験で憂き目を見たことがなく、友人達の羨望を集めている。 一人称は基本的に「ぼく」だが、単行本9巻あたりから「オレ」に変わっている。
H大入学後20歳を過ぎていた時点でも全くバイトした事が無かった。
家族構成は下記の通り父(ピアニスト)、母(声楽家)、祖母、ハスキー犬(チョビ)、三毛猫(ミケ)、ニワトリ(ヒヨちゃん)、スナネズミ(おとうさん、おかあさんなどがいて、数は記載されている限り20匹だが一部里子に出されている)。
両親は音楽家でドイツに住んでおり、現在は祖母のタカと二人暮らし。
影響からピアノを弾くことができるが音感は無に等しく、10年以上調律していない(割れ鐘を叩くような音が出る)ピアノを平然と弾き続けた事がある(二階堂いわく「技術的には立派」)。西根タカ(にしね たか)(演:岸田今日子) 公輝の祖母。
ハムテルはこの祖母に逆らえない。動物の世話は(自分の猫であるミケですら)絶対自分ではしないが、文句だけは言う。ワガママで怒りっぽいトラブルメーカーだが、楽天家で、どこか憎めないところがある。少女時代にはコロという犬を飼っており、近所の「西町家畜診療所」でコロを診てもらった時に色々と災難があったため、未だに「西町家畜診療所に行ってははいけない」とハムテルに言い聞かせている。 それなりに名家の出であるらしく、文化的な芸事を通じての交友が広い。
顔は般若の面のようで初対面の相手にはよく怖がられるが、性質は温厚。従順で賢く聞き分けがよく、受動的な性格である。このかた怒ったことがない。
一回「怒ろうかな?」と思ったが、タイミングを逃し怒れずじまいだった事がある。犬ぞり練習の時、他の犬の喧嘩を仲裁したハムテルが腕を噛まれ、その時は噛んだ犬に噛み付いていた。頃にミケに教育され、命を事もあって、体格差が大きくなった今でもミケには頭が上がらない。
上品な女の子らしい。一人称は「ワタシ」。名付け親は二階堂。因みに祖母は「タイジロー」と呼んでいた。雷雨の中で遭難してしまったことがあり、以来雷やそれに似た音が苦手。
ブッチャーさんにスカウトされ、作品中盤頃から犬ぞりデビュー。
ダイエットをしていた。従順さと持久力を一翼を担って活躍することになる。テレビドラマ版の“チョビ”の本名も“chobi”という。
原作とそっくりなため、放映局のテレビ朝日には、「CGか特殊メイクではないか」という問い合わせまであったそうである[要出典]。 ドラマ初期では漫画と同様文字のみが出ていたが、後に声を出した。
スナネズミ
ハムテルが、動物病院の診療を手伝った「お礼」として漆原教授に動物。
もとは2匹だけで、雄といわれたが、雄と雌であったため、増えていった。雌の方が「おとうさん」、雄の方が「おかあさん」である。飼い主であるハムテルの存在には気付いてエサはケージの上から自然に降ってもの(自然現象か天候?)と思っているらしい。毛皮が大好きで、昼寝してしまうという、生存本能に欠ける暢気な存在である。癖がある。祖母の飼い猫。
首にリボンを巻いている、雌の三毛猫。セリフはなぜか関西弁で、ハムテルを「ハムやん」と呼んでいる。狩りが得意でネズミやスズメを狩る事に情熱を持ち、ともすればハムテルに叱られると分かっていてなお、スナネズミにも狩猟本能を滾らせる。祖母の友人宅でもらい手のつかない子猫だった。犬にも喧嘩を売るほどだが、一方で飢えた親子連れの野良猫に餌を振舞う(用意するのはハムテル)など面倒見のよい姉御肌でもある。
地域をテリトリーとする猫社会の女ボス。チョビのしつけをしたのも彼女で、チョビが成犬になってからもスズメの取り方を教えようとする。チョビには「ミケちゃん」「ミケ姐さん」と呼ばれている。ネズミを得意げに見せに為、二階堂からは敬遠されている。
凶暴な雄鶏。
飼い主のハムテルにまで蹴りを入れる。動物には優しい(関心がない?)一面があり、唯一の友達に小柄で可愛い茶色い雄鳥がいる。凶暴になってしまったのは鷹としてヒヨちゃんを訓練してしまったため。大病を患うが、復帰後さらに凶暴になる。由来は「買った時、ヒヨコだったからヒヨちゃん」。
二階堂からは蹴りが怖く敬遠されている。母でタカの娘。
ピアニストだが本番に弱く、後にオペラ歌手へ転身。少年時代には祥平ともども同居していたが、現在はためドイツ在住。稀に帰国することもある。事を「まさき」と呼ばず「ハムテル」と呼んでいる。
タカに性格で、賭け麻雀を愛する。
この性格の為かハムテルの小学生時代と比べ父親はかなり変わっているのに対して殆ど変わっていない。
父で婿養子。
ピアニストだが簡単な指揮はできる。絹代と共にドイツに住む。性格は、この人から受け継がれた(と言うより見た目も父親似なので母親似な所はほぼ皆無と言っても過言では無い)。
賭け麻雀はあまり強くない。
獣医学部に進んだことから、ネズミ絡みで苦労することとなる。仲は最後まで続き、ともに博士課程に進んだ。動物に対して特に難はないが、ヒヨちゃんとは相性が悪く、頻繁に足蹴りを喰らっている。
動物・関心を引く動物をひっくるめて「チョビ」と呼ぶ奇癖があったため、結果的にチョビの名付け親にもなっている。優柔不断な性格で、臆病者でもある。
得意な方ではなく、成績は赤点ギリギリ。 家族構成は妹(奈緒)、弟2人(拓哉と稔)、猫3匹(ニッキとヒガシとカッちゃん)。
実家は、エピソードの方言から、熊本県と思われる。弟妹たちに勉強を邪魔されることから、西根家に避難してくる。 獣医学部公衆衛生講座に所属している、ハムテル達の先輩。
マイペースな性格で、動作や話す速度も遅い。クラミジア・梅毒などの研究をおり、大腸菌を飼育している。 博士課程からオーバードクターを経て、連載末期に製薬会社に就職した。
近くに事から、就職後も大学で研究を続けている。 体温計に表示されないほどの低体温、超低血圧。
病気に対する抵抗力が異常に強い(ゼミ全員が食中毒に感染したときも一人だけ無事だった)という、特異体質の持ち主。この特異体質は物語の進行と共にゆき、後期には怒ると体から静電気を発する技能も獲得した。変わり目には親知らずが伸び、さらには超音波を聴き取ることもできるらしい。散漫な動作などから動物とは相性が悪く、飼い猫のフクちゃん(ペルシャ猫)からも麻酔を無理に体を洗った一件から距離感を持たれている。
原作での初登場時はそれなりに落ち着いた態度だったが、途中からはその変人ぶりが強調して描かれるようになる。
ドラマでは二階堂が一目惚れしかけるシーンもあった。
ペットでありながら可愛がって貰える別宅を持つフクちゃんはほとんど野良ネコと化している。実家は札幌からJRで45分の港町にあり酪農家、幼少の頃、乳牛にお菓子と思われるものを与え一家路頭に迷わす寸前まで追い込んだ事がある。このことが親戚一同のトラウマとなっている。柴犬(源三)が住んでいる。既婚で妻子と兄がいる。ライバルは猫のハナちゃん。 伝染病学講座の博士課程で、菱沼と同期。
実家が裕福で全身をブランドものでかためている(ただし手は試薬で荒れている)。貧乏な公衆衛生学講座に所属し、人よりテンポの遅い菱沼を馬鹿にし、その菱沼が有用な遺伝子を2度も発見したことへの嫉妬からちょっかいをかける。身分となった。 中国人で公衆衛生学講座の国費留学生。
中国語と話せなかったが、同じ講座の菱沼が英語で話しかけられても日本語で対応していたことから、日本語が話せるようになる。丁寧語などの敬語の使い分けは不十分。他にドイツ語とフランス語も堪能な国費留学生のエリートである。岡田先輩(おかだ)(演:蛍原徹) 獣医学部の先輩。
スナネズミ達を相手に日本酒で晩酌をしていた。 ドラマ版では非社交的な人物として描かれており、スナネズミが唯一の友という有様だった。
漆原教授のアフリカ旅行に人生観が変わったという設定は、原作の工藤(獣医学部の先輩)が元になっている。 菱沼と同級生で、元公衆衛生学講座所属。
乳酸菌飲料メーカーに入社していたが、仕事内容と上司の理不尽さに嫌気がさし公衆衛生の博士課程に戻ってきた。就業時のトラウマが抜けきって人魂が周りに飛んでいるような雰囲気を醸し出している。嶋田小夜(しまだ さよ)(演:加賀美早紀) 公衆衛生学講座所属。
原作では二階堂の1年先輩だったが、ドラマでは同期。最初は獣医学部付属家畜病院に所属していたが、漆原教授のあまりのガサツさ、無神経さに耐えきれずに公衆衛生学講座に転属した(ドラマでは新種の細菌を2度発見した菱沼に憧れて所属を決めた)。神経質なその振る舞いに、繊細な菅原教授は休まる暇が無い。二階堂の同期で、中川と同じ繁殖学講座に所属。
貪欲な性格で、試験期間中に過去問やレポート、さらに犬の散歩のアルバイトでぼったくりをするなど、妙な商売センスがある。平九郎という犬(多分ラブラドールレトリバー)を飼っている。原作では卒業後に一旦東京で就職した後、阿波野ら同級生と共に動物病院を開業したが、ドラマではアメリカに留学した。二階堂の同期で、清原や中川と同じ繁殖学講座に所属。
動物好きで、愛犬をかばって事故に遭ったこともほど(小学生当時)。チャコという猫を飼っている。原作では卒業後に就職した後、清原ら同級生と共に動物病院を開業。中川(なかがわ)(原作のみ) ハムテルや二階堂の同期で、清原や阿波野と同じ繁殖学講座に所属。
癖のガブリエル(由来は「ガブガブ噛む」ことから)という猫を飼っている。卒業後はカンガルーワールドに勤務。後輩の獣医学部生。
実家が動物病院であることから、父親に強制されて獣医学部に入った。その反発から、志望であったミュージシャン(当時のヴィジュアル系)風の格好をしており、学内では有名人だった。のちに病院学講座に入り、ハムテルたちと毎日を送る。
横暴さが原因で離婚してどこかに行ってしまった。後輩で、獣医学部病院学講座に所属。
小林とは学年は違うが幼なじみ。犬が苦手という獣医学部には大変珍しい人物だが、克己心が強く、定期的に犬に慣れようと行動を起こす。本人には、チョビが巨大に見えてる。教官
漆原信(うるしはら まこと)(演:江守徹) ハムテルが獣医師を目指すきっかけを作った、獣医学部病院学講座の教授。
既婚者で、娘が二人いる。赴任した事もあるアフリカ(ブラックアフリカ)が大好きで、研究室は怪しげなアフリカグッズでいっぱいである。
アフリカ赴任中は、人間にウィッチドクターと恐れ敬われていた。この時期に彼に奉納されたものがはじまりとなっている。不条理かつ理不尽な行動で周囲を翻弄するトラブルメーカー。
漆原が困った時は他の人がその10倍困ると言われ、獣医学部内からは「破壊の神様」と恐れられている。どさくさにまぎれてH大に入学したと自称する。豪快な性格である一方、恩師の「ユリちゃん」こと加藤百合子(旧姓鬼丸)には頭が上がらない。どの大学にも1人は天才(あるいは天災)型名物教授の典型。
獣医として診察・治療の技術力は高く、また洞察力も鋭く問題を直感的に解決に導くことから、誰からも一目置かれている。原作におけるモデルは北大名誉教授橋本信夫氏である(参考リンク)。菅原(すがわら)(演:草刈正雄(友情出演)) 獣医学部公衆衛生学講座の教授。
上品な教授。うっかり彼の前で悪口を言った学生が、単位がもらえず留年し、就職にも失敗したという噂もあるが、真偽のほどは不明。
厳格な性格で、何事も論理的に進めるため、学生からの信頼も厚い。
漆原とは正反対の性格だが、学生時代の同期で40年来の親友(腐れ縁とも)でもある。難解なセンスを持ち合わせている。話が進むにつれて、菱沼や小夜ちゃんに振り回されることが多くなった。原作では特徴的な髭を生やしているがドラマ版では髭はない(余談だが草刈はその後「ウルトラQ dark fantasy」でも英国紳士の博士を演じる)。 既婚者で、シャーリーという犬(元猟犬、雌)を飼っている。
H大学病院学講座の助教授。
真面目一徹な性格で、常識的な人物。不器用で口下手なところがあり、そのためか女子学生を苦手としている。既婚者で娘がおり、飼っていたスナネズミが死亡した際に解剖して死因を調べると言って娘の顰蹙を買い(善意の発言だったのだが)、機嫌を直すためハムテルにスナネズミをもらいに来たこともある。
後に非常勤講師として勤務。ひげが特徴。ウン十年、流暢な日本語を操る白人の中年男性。
趣味で犬ぞりレースをやっており、チョビを見込んでチームにスカウトする。アウトドア全般が趣味というだけで、犬ぞりもどちらかというと素人のお遊びであったりと、人。 漆原の患畜である猫の飼い主として来院した穏やかな老女。
動物の病気について豊富な知識を持ち、漆原のライバル心を煽る。漆原と菅原の大学時代の薬理学の恩師であった(結婚により姓が変わっていたため気づかなかった)。講師時代の旧姓は鬼丸(おにまる)で、怒ると黒板を投げつけてくるほどの厳しい授業で有名だった。漆原を退学から守っていたユリちゃん(と菅原)である。
動物のお医者さん 原作に登場する場所・建築物
モデルとなったと推定される場所を含む。
作品中での表記を記す。
桑園・日本中央競馬会札幌競馬場(札幌中央競馬場)
文庫版1巻で菅原教授のメモに登場。
駅名で、地名としては存在しないものの、その周辺地域を指す呼称として用いられている。
藻岩山・藻岩山ロープーウェイ(○いわ山)
チョビが遭難した山。
北海道立真駒内公園(真駒内公園)
文庫本5巻より、会場として登場。
旭川市旭山動物園(A山動物園)
文庫版6巻で、ハムテル達の実習先として登場。
札幌市円山動物園(M山動物園)
ハムテル達の実習先として登場。
夏休み期間におこなわれる牧場実習。
中川の卒業後の勤務先のモデルと施設。
動物のお医者さん コミックス
動物のお医者さん 単行本
白泉社花とゆめCOMICS
1. 1989年4月19日刊行 ISBN 4-592-11082-X 2. 1989年8月18日刊行 ISBN 4-592-11083-8 3. 1990年4月19日刊行 ISBN 4-592-11084-6 4. 1990年11月19日刊行 ISBN 4-592-11085-4 5. 1991年3月19日刊行 ISBN 4-592-11086-2 6. 1991年8月19日刊行 ISBN 4-592-11087-0 7. 1992年1月17日刊行 ISBN 4-592-11088-9 8. 1992年7月17日刊行 ISBN 4-592-11089-7 9. 1993年1月19日刊行 ISBN 4-592-12039-6 10. 1993年8月19日刊行 ISBN 4-592-12040-X 11. 1994年1月19日刊行 ISBN 4-592-12041-8 12. 1994年5月19日刊行 ISBN 4-592-12042-6
動物のお医者さん 文庫本
白泉社文庫
1. 1995年12月15日刊行 ISBN 4-592-88141-9 2. 1995年12月15日刊行 ISBN 4-592-88142-7 3. 1995年12月15日刊行 ISBN 4-592-88143-5 4. 1996年3月15日刊行 ISBN 4-592-88144-3 5. 1996年3月15日刊行 ISBN 4-592-88145-1 6. 1996年3月15日刊行 ISBN 4-592-88146-X 7. 1996年6月14日刊行 ISBN 4-592-88147-8 8. 1996年6月14日刊行 ISBN 4-592-88148-5
動物のお医者さん ドラマ作品
2003年の4月〜6月、テレビ朝日系列(木曜ドラマ枠)でテレビドラマ化された(ストーリー進行に多少の変更あり。またH大学は北海道大学ではなく埼玉県の城西大学で撮影された)。
主要キャストの一人である平井理央が放送の2年後にフジテレビのアナウンサーとなったため、テレ朝チャンネルでは再放送が行われている。
プロデュース:高橋浩太郎
協力プロデュース:霜田一寿(ザ・ワークス) 脚本:横田理恵、古沢良太、江頭美智留、深沢正樹 監督:佐藤嗣麻子、久野昌宏、山崎貴 主題歌「朝陽の中で微笑んで」(歌:諌山実生)(荒井由実のカヴァー曲)
動物のお医者さん サブタイトル
1. 私はチョビ【「運命」「チョビの病気」「ミケの危機」】 2. 女といふもの…【「タカの執念」「菅原教授の悩み」「菱沼の恋人」】 3. 「チョビ牧場へ行く」「ネズミの見分け方」【「いいネズミ、の見分け方」「漆原の罪と罰」】 4. 「チョビ飼い主を探す」「怪しいアルバイト」【「怪しいアルバイト」「タカの孫自慢」「飼い主は誰?」】 5. しる+スシ=爆弾チョビ達を狙う犯人【「雨の日の惨劇」「二階堂の試練」「夜の訪問者」】 6. チョビと麻雀と試験に乱入!ハムテル絶体絶命…【「家族の大勝負」「ハムテルの試験対策」「漆原の弱点」】 7. 「ミケの家出」「英語出来なくてなぜ悪い」【「ミケの家出」「英語のかべ」「清原の愛情」】 8. 「ヒヨちゃん、病に倒れる」「菱沼を迎えにきた男」【「ヒヨちゃん、病に伏す」「菱沼の就職」「ネズミ捕獲作戦」】 9. 「西根家の蔵で、殺人事件」「菱沼の宿敵はゴージャス女」【「菱沼のライバル」「クリスマスの思い出」「謎の細菌メモ」】 10. 「さよなら、平九郎」「漆原の秘密・口紅の美女!」【「間違いだらけの講座選び」「漆原の秘密!?」「さよなら、平九郎」】 11. 「チョビ、山で行方不明!きていて…【「チョビ、帰らず」「宿命の対決」】
動物のお医者さん TVドラマ版における原作との相違点
前述にもあるがタカはハムテルを「キミテルさん」と呼んでいる(原作では呼び捨て)。
原作掲載時期にはそれほど流通していなかった携帯電話が所々で登場(3話後半、最終話前半など)する。
前述どおり嶋田小夜が、ハムテル達の同級生(原作では1年先輩)になっている。
舞台が北海道であるか定かではない。北国ネタは扉の氷結で閉じ込められる一編だけ映像化されている。
4話後半は試験場が舞台だが同じ場所がメインとなる原作で登場した羊のプルプルの出る話が映像化されていない。
同じく4話後半で劇中崖から滑ったのは原作では二階堂のみだがドラマではハムテルも一緒に滑っている。そのため民家に助けを求めるメンバーからハムテルがカットされている上原作とは違い放置された常態になっている。また同作で漆原がお菓子を大量に持ち込んでいたのがばれるシーンも買い物チーム出発後から前に変更されている。
1話Aパートで漆原がハムテルに賭けの題材として出したのが原作ではカシオミニだったがドラマでは電子辞書に変更されている。
6話Aパートの、家族内での賭け麻雀の敗者への罰ゲームの内容が、屋根の雪下ろしから、テレビ撮影のために家の大掃除をするに変更されている。このときの帰国理由も正月から、演奏会のために変更されている。
10話Aパートの、原作にもあった「大根の大食いで勝った人が講座に来たらどうするんです」の台詞を受ける形で回想と思われる、岡田先輩が大根の大食いで勝利するシーンが挿入される。
最終回前半の話において、原作にはなかったハムテルが焦り故からか、タカに対して逆ギレし、その直後無理がたたって過労で倒れるという描写が追加(原作ではすべての話を通じてハムテルが怒る描写はない)。
最終回後半の『動物借り物競争』において、原作では最下位だった漆原の順位が1位になっている。原作ではチョビがハムテルの言うことをしっかり聞いていたからだが、ドラマでは漆原が試供品のドックフードでチョビを釣ったため。これはドラマ内でカットされた『子犬おいでおいで競争』内で漆原がやったこと(使ったのはメンチカツ)の部分を流用したためと思われる。
ハムテルの友人の中で名前の設定が明確でない為、レギュラーからもれたと思われる「眼鏡の人物」が、最終回後半の学部内運動会に登場し、ハムテルのサポートをした。
最終回の1つ前の話(10話Cパート)で清原がアメリカ留学したため、運動会内での彼の描写(酒飲み競争で酒を飲みすぎる、優勝商品のビールを羨ましがる等)がすべてカットになった。
漆原教授が第1話でしていた化粧が若干違っていた。
動物のお医者さん 関連項目
向井荒太の動物日記〜愛犬ロシナンテの災難〜
o 堂本剛主演の日本テレビのテレビドラマ。元々本作をドラマ化したものとして製作されていたが、諸事情により設定改変及び、作品の方向性の変更で別作品となった。[2]
o その名残として大学の獣医学部を舞台にしている点は共通しており、また主人公・向井荒太が本作の菱沼聖子と同じ体質を持っている。また荒太が犬に引きずられるシーンなど類似シーンも多い。
佐々木倫子による少女漫画。単行本は、花とゆめCOMICSで全12巻、白泉社文庫版では全8巻。
動物のお医者さん 概要
基本的に一話完結型。
飼い犬であるシベリアン・ハスキーの“チョビ”はモデルである北海道大学獣医学部の志望者数が跳ね上がるなど、社会現象も巻き起こした。
本筋に直接関わるキャラクターとしてペットや患畜(病院に連れてこられた動物)が登場するが、それ以外にも一種の表現として、物語に無関係な動物が描かれることがある。
セリフとしてふきだしなしの文章がコマ内に書かれる。
動物のせりふが人間には通じず珍妙なやり取りになったり、登場人物が「何を考えているか分からない(動物の気持ちが理解できない)」としてソロモンの指輪を欲しがったりする様子も、作中のエピソードで描かれている。記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
本名の漢字を分解した「ハムテル」というあだ名で親しまれ、また祖母からは「キミテル」と呼ばれる(ドラマでは「さん」付けされていた)など、本名で呼ばれる機会が少ない(本名で呼ばれたのは原作の両親が初めて帰国した話の最後のシーンで父親が呼んでいた1回だけだった。ドラマでは母親にも本名で呼ばれている)。
近道として敷地を通り抜けに利用した際、漆原教授からチョビを押し付けられる。
その後、チョビ達を飼っていることもあり動物の治療費も浮くからと、深い考えもなしにH大学獣医学部病院学講座へ進んだ。
冷静な性格のため周囲より大人物だと思われているが、実際は動揺を感じる感覚が人よりずれているだけである(しかしドラマではチョビが山で遭難した時探しながら大声で泣き叫ぶシーンがあって、原作よりは感情的な一面があった)。
・断ろうと思案中に押し付けられてしまう性格なので、トラブルに巻き込まれていることもしばしば。器用でそつなくこなすので、信頼を集めている。堅実な性格と運の良さから試験で憂き目を見たことがなく、友人達の羨望を集めている。 一人称は基本的に「ぼく」だが、単行本9巻あたりから「オレ」に変わっている。
H大入学後20歳を過ぎていた時点でも全くバイトした事が無かった。
家族構成は下記の通り父(ピアニスト)、母(声楽家)、祖母、ハスキー犬(チョビ)、三毛猫(ミケ)、ニワトリ(ヒヨちゃん)、スナネズミ(おとうさん、おかあさんなどがいて、数は記載されている限り20匹だが一部里子に出されている)。
両親は音楽家でドイツに住んでおり、現在は祖母のタカと二人暮らし。
影響からピアノを弾くことができるが音感は無に等しく、10年以上調律していない(割れ鐘を叩くような音が出る)ピアノを平然と弾き続けた事がある(二階堂いわく「技術的には立派」)。西根タカ(にしね たか)(演:岸田今日子) 公輝の祖母。
ハムテルはこの祖母に逆らえない。動物の世話は(自分の猫であるミケですら)絶対自分ではしないが、文句だけは言う。ワガママで怒りっぽいトラブルメーカーだが、楽天家で、どこか憎めないところがある。少女時代にはコロという犬を飼っており、近所の「西町家畜診療所」でコロを診てもらった時に色々と災難があったため、未だに「西町家畜診療所に行ってははいけない」とハムテルに言い聞かせている。 それなりに名家の出であるらしく、文化的な芸事を通じての交友が広い。
顔は般若の面のようで初対面の相手にはよく怖がられるが、性質は温厚。従順で賢く聞き分けがよく、受動的な性格である。このかた怒ったことがない。
一回「怒ろうかな?」と思ったが、タイミングを逃し怒れずじまいだった事がある。犬ぞり練習の時、他の犬の喧嘩を仲裁したハムテルが腕を噛まれ、その時は噛んだ犬に噛み付いていた。頃にミケに教育され、命を事もあって、体格差が大きくなった今でもミケには頭が上がらない。
上品な女の子らしい。一人称は「ワタシ」。名付け親は二階堂。因みに祖母は「タイジロー」と呼んでいた。雷雨の中で遭難してしまったことがあり、以来雷やそれに似た音が苦手。
ブッチャーさんにスカウトされ、作品中盤頃から犬ぞりデビュー。
ダイエットをしていた。従順さと持久力を一翼を担って活躍することになる。テレビドラマ版の“チョビ”の本名も“chobi”という。
原作とそっくりなため、放映局のテレビ朝日には、「CGか特殊メイクではないか」という問い合わせまであったそうである[要出典]。 ドラマ初期では漫画と同様文字のみが出ていたが、後に声を出した。
スナネズミ
ハムテルが、動物病院の診療を手伝った「お礼」として漆原教授に動物。
もとは2匹だけで、雄といわれたが、雄と雌であったため、増えていった。雌の方が「おとうさん」、雄の方が「おかあさん」である。飼い主であるハムテルの存在には気付いてエサはケージの上から自然に降ってもの(自然現象か天候?)と思っているらしい。毛皮が大好きで、昼寝してしまうという、生存本能に欠ける暢気な存在である。癖がある。祖母の飼い猫。
首にリボンを巻いている、雌の三毛猫。セリフはなぜか関西弁で、ハムテルを「ハムやん」と呼んでいる。狩りが得意でネズミやスズメを狩る事に情熱を持ち、ともすればハムテルに叱られると分かっていてなお、スナネズミにも狩猟本能を滾らせる。祖母の友人宅でもらい手のつかない子猫だった。犬にも喧嘩を売るほどだが、一方で飢えた親子連れの野良猫に餌を振舞う(用意するのはハムテル)など面倒見のよい姉御肌でもある。
地域をテリトリーとする猫社会の女ボス。チョビのしつけをしたのも彼女で、チョビが成犬になってからもスズメの取り方を教えようとする。チョビには「ミケちゃん」「ミケ姐さん」と呼ばれている。ネズミを得意げに見せに為、二階堂からは敬遠されている。
凶暴な雄鶏。
飼い主のハムテルにまで蹴りを入れる。動物には優しい(関心がない?)一面があり、唯一の友達に小柄で可愛い茶色い雄鳥がいる。凶暴になってしまったのは鷹としてヒヨちゃんを訓練してしまったため。大病を患うが、復帰後さらに凶暴になる。由来は「買った時、ヒヨコだったからヒヨちゃん」。
二階堂からは蹴りが怖く敬遠されている。母でタカの娘。
ピアニストだが本番に弱く、後にオペラ歌手へ転身。少年時代には祥平ともども同居していたが、現在はためドイツ在住。稀に帰国することもある。事を「まさき」と呼ばず「ハムテル」と呼んでいる。
タカに性格で、賭け麻雀を愛する。
この性格の為かハムテルの小学生時代と比べ父親はかなり変わっているのに対して殆ど変わっていない。
父で婿養子。
ピアニストだが簡単な指揮はできる。絹代と共にドイツに住む。性格は、この人から受け継がれた(と言うより見た目も父親似なので母親似な所はほぼ皆無と言っても過言では無い)。
賭け麻雀はあまり強くない。
獣医学部に進んだことから、ネズミ絡みで苦労することとなる。仲は最後まで続き、ともに博士課程に進んだ。動物に対して特に難はないが、ヒヨちゃんとは相性が悪く、頻繁に足蹴りを喰らっている。
動物・関心を引く動物をひっくるめて「チョビ」と呼ぶ奇癖があったため、結果的にチョビの名付け親にもなっている。優柔不断な性格で、臆病者でもある。
得意な方ではなく、成績は赤点ギリギリ。 家族構成は妹(奈緒)、弟2人(拓哉と稔)、猫3匹(ニッキとヒガシとカッちゃん)。
実家は、エピソードの方言から、熊本県と思われる。弟妹たちに勉強を邪魔されることから、西根家に避難してくる。 獣医学部公衆衛生講座に所属している、ハムテル達の先輩。
マイペースな性格で、動作や話す速度も遅い。クラミジア・梅毒などの研究をおり、大腸菌を飼育している。 博士課程からオーバードクターを経て、連載末期に製薬会社に就職した。
近くに事から、就職後も大学で研究を続けている。 体温計に表示されないほどの低体温、超低血圧。
病気に対する抵抗力が異常に強い(ゼミ全員が食中毒に感染したときも一人だけ無事だった)という、特異体質の持ち主。この特異体質は物語の進行と共にゆき、後期には怒ると体から静電気を発する技能も獲得した。変わり目には親知らずが伸び、さらには超音波を聴き取ることもできるらしい。散漫な動作などから動物とは相性が悪く、飼い猫のフクちゃん(ペルシャ猫)からも麻酔を無理に体を洗った一件から距離感を持たれている。
原作での初登場時はそれなりに落ち着いた態度だったが、途中からはその変人ぶりが強調して描かれるようになる。
ドラマでは二階堂が一目惚れしかけるシーンもあった。
ペットでありながら可愛がって貰える別宅を持つフクちゃんはほとんど野良ネコと化している。実家は札幌からJRで45分の港町にあり酪農家、幼少の頃、乳牛にお菓子と思われるものを与え一家路頭に迷わす寸前まで追い込んだ事がある。このことが親戚一同のトラウマとなっている。柴犬(源三)が住んでいる。既婚で妻子と兄がいる。ライバルは猫のハナちゃん。 伝染病学講座の博士課程で、菱沼と同期。
実家が裕福で全身をブランドものでかためている(ただし手は試薬で荒れている)。貧乏な公衆衛生学講座に所属し、人よりテンポの遅い菱沼を馬鹿にし、その菱沼が有用な遺伝子を2度も発見したことへの嫉妬からちょっかいをかける。身分となった。 中国人で公衆衛生学講座の国費留学生。
中国語と話せなかったが、同じ講座の菱沼が英語で話しかけられても日本語で対応していたことから、日本語が話せるようになる。丁寧語などの敬語の使い分けは不十分。他にドイツ語とフランス語も堪能な国費留学生のエリートである。岡田先輩(おかだ)(演:蛍原徹) 獣医学部の先輩。
スナネズミ達を相手に日本酒で晩酌をしていた。 ドラマ版では非社交的な人物として描かれており、スナネズミが唯一の友という有様だった。
漆原教授のアフリカ旅行に人生観が変わったという設定は、原作の工藤(獣医学部の先輩)が元になっている。 菱沼と同級生で、元公衆衛生学講座所属。
乳酸菌飲料メーカーに入社していたが、仕事内容と上司の理不尽さに嫌気がさし公衆衛生の博士課程に戻ってきた。就業時のトラウマが抜けきって人魂が周りに飛んでいるような雰囲気を醸し出している。嶋田小夜(しまだ さよ)(演:加賀美早紀) 公衆衛生学講座所属。
原作では二階堂の1年先輩だったが、ドラマでは同期。最初は獣医学部付属家畜病院に所属していたが、漆原教授のあまりのガサツさ、無神経さに耐えきれずに公衆衛生学講座に転属した(ドラマでは新種の細菌を2度発見した菱沼に憧れて所属を決めた)。神経質なその振る舞いに、繊細な菅原教授は休まる暇が無い。二階堂の同期で、中川と同じ繁殖学講座に所属。
貪欲な性格で、試験期間中に過去問やレポート、さらに犬の散歩のアルバイトでぼったくりをするなど、妙な商売センスがある。平九郎という犬(多分ラブラドールレトリバー)を飼っている。原作では卒業後に一旦東京で就職した後、阿波野ら同級生と共に動物病院を開業したが、ドラマではアメリカに留学した。二階堂の同期で、清原や中川と同じ繁殖学講座に所属。
動物好きで、愛犬をかばって事故に遭ったこともほど(小学生当時)。チャコという猫を飼っている。原作では卒業後に就職した後、清原ら同級生と共に動物病院を開業。中川(なかがわ)(原作のみ) ハムテルや二階堂の同期で、清原や阿波野と同じ繁殖学講座に所属。
癖のガブリエル(由来は「ガブガブ噛む」ことから)という猫を飼っている。卒業後はカンガルーワールドに勤務。後輩の獣医学部生。
実家が動物病院であることから、父親に強制されて獣医学部に入った。その反発から、志望であったミュージシャン(当時のヴィジュアル系)風の格好をしており、学内では有名人だった。のちに病院学講座に入り、ハムテルたちと毎日を送る。
横暴さが原因で離婚してどこかに行ってしまった。後輩で、獣医学部病院学講座に所属。
小林とは学年は違うが幼なじみ。犬が苦手という獣医学部には大変珍しい人物だが、克己心が強く、定期的に犬に慣れようと行動を起こす。本人には、チョビが巨大に見えてる。教官
漆原信(うるしはら まこと)(演:江守徹) ハムテルが獣医師を目指すきっかけを作った、獣医学部病院学講座の教授。
既婚者で、娘が二人いる。赴任した事もあるアフリカ(ブラックアフリカ)が大好きで、研究室は怪しげなアフリカグッズでいっぱいである。
アフリカ赴任中は、人間にウィッチドクターと恐れ敬われていた。この時期に彼に奉納されたものがはじまりとなっている。不条理かつ理不尽な行動で周囲を翻弄するトラブルメーカー。
漆原が困った時は他の人がその10倍困ると言われ、獣医学部内からは「破壊の神様」と恐れられている。どさくさにまぎれてH大に入学したと自称する。豪快な性格である一方、恩師の「ユリちゃん」こと加藤百合子(旧姓鬼丸)には頭が上がらない。どの大学にも1人は天才(あるいは天災)型名物教授の典型。
獣医として診察・治療の技術力は高く、また洞察力も鋭く問題を直感的に解決に導くことから、誰からも一目置かれている。原作におけるモデルは北大名誉教授橋本信夫氏である(参考リンク)。菅原(すがわら)(演:草刈正雄(友情出演)) 獣医学部公衆衛生学講座の教授。
上品な教授。うっかり彼の前で悪口を言った学生が、単位がもらえず留年し、就職にも失敗したという噂もあるが、真偽のほどは不明。
厳格な性格で、何事も論理的に進めるため、学生からの信頼も厚い。
漆原とは正反対の性格だが、学生時代の同期で40年来の親友(腐れ縁とも)でもある。難解なセンスを持ち合わせている。話が進むにつれて、菱沼や小夜ちゃんに振り回されることが多くなった。原作では特徴的な髭を生やしているがドラマ版では髭はない(余談だが草刈はその後「ウルトラQ dark fantasy」でも英国紳士の博士を演じる)。 既婚者で、シャーリーという犬(元猟犬、雌)を飼っている。
H大学病院学講座の助教授。
真面目一徹な性格で、常識的な人物。不器用で口下手なところがあり、そのためか女子学生を苦手としている。既婚者で娘がおり、飼っていたスナネズミが死亡した際に解剖して死因を調べると言って娘の顰蹙を買い(善意の発言だったのだが)、機嫌を直すためハムテルにスナネズミをもらいに来たこともある。
後に非常勤講師として勤務。ひげが特徴。ウン十年、流暢な日本語を操る白人の中年男性。
趣味で犬ぞりレースをやっており、チョビを見込んでチームにスカウトする。アウトドア全般が趣味というだけで、犬ぞりもどちらかというと素人のお遊びであったりと、人。 漆原の患畜である猫の飼い主として来院した穏やかな老女。
動物の病気について豊富な知識を持ち、漆原のライバル心を煽る。漆原と菅原の大学時代の薬理学の恩師であった(結婚により姓が変わっていたため気づかなかった)。講師時代の旧姓は鬼丸(おにまる)で、怒ると黒板を投げつけてくるほどの厳しい授業で有名だった。漆原を退学から守っていたユリちゃん(と菅原)である。
動物のお医者さん 原作に登場する場所・建築物
モデルとなったと推定される場所を含む。
作品中での表記を記す。
桑園・日本中央競馬会札幌競馬場(札幌中央競馬場)
文庫版1巻で菅原教授のメモに登場。
駅名で、地名としては存在しないものの、その周辺地域を指す呼称として用いられている。
藻岩山・藻岩山ロープーウェイ(○いわ山)
チョビが遭難した山。
北海道立真駒内公園(真駒内公園)
文庫本5巻より、会場として登場。
旭川市旭山動物園(A山動物園)
文庫版6巻で、ハムテル達の実習先として登場。
札幌市円山動物園(M山動物園)
ハムテル達の実習先として登場。
夏休み期間におこなわれる牧場実習。
中川の卒業後の勤務先のモデルと施設。
動物のお医者さん コミックス
動物のお医者さん 単行本
白泉社花とゆめCOMICS
1. 1989年4月19日刊行 ISBN 4-592-11082-X 2. 1989年8月18日刊行 ISBN 4-592-11083-8 3. 1990年4月19日刊行 ISBN 4-592-11084-6 4. 1990年11月19日刊行 ISBN 4-592-11085-4 5. 1991年3月19日刊行 ISBN 4-592-11086-2 6. 1991年8月19日刊行 ISBN 4-592-11087-0 7. 1992年1月17日刊行 ISBN 4-592-11088-9 8. 1992年7月17日刊行 ISBN 4-592-11089-7 9. 1993年1月19日刊行 ISBN 4-592-12039-6 10. 1993年8月19日刊行 ISBN 4-592-12040-X 11. 1994年1月19日刊行 ISBN 4-592-12041-8 12. 1994年5月19日刊行 ISBN 4-592-12042-6
動物のお医者さん 文庫本
白泉社文庫
1. 1995年12月15日刊行 ISBN 4-592-88141-9 2. 1995年12月15日刊行 ISBN 4-592-88142-7 3. 1995年12月15日刊行 ISBN 4-592-88143-5 4. 1996年3月15日刊行 ISBN 4-592-88144-3 5. 1996年3月15日刊行 ISBN 4-592-88145-1 6. 1996年3月15日刊行 ISBN 4-592-88146-X 7. 1996年6月14日刊行 ISBN 4-592-88147-8 8. 1996年6月14日刊行 ISBN 4-592-88148-5
動物のお医者さん ドラマ作品
2003年の4月〜6月、テレビ朝日系列(木曜ドラマ枠)でテレビドラマ化された(ストーリー進行に多少の変更あり。またH大学は北海道大学ではなく埼玉県の城西大学で撮影された)。
主要キャストの一人である平井理央が放送の2年後にフジテレビのアナウンサーとなったため、テレ朝チャンネルでは再放送が行われている。
プロデュース:高橋浩太郎
協力プロデュース:霜田一寿(ザ・ワークス) 脚本:横田理恵、古沢良太、江頭美智留、深沢正樹 監督:佐藤嗣麻子、久野昌宏、山崎貴 主題歌「朝陽の中で微笑んで」(歌:諌山実生)(荒井由実のカヴァー曲)
動物のお医者さん サブタイトル
1. 私はチョビ【「運命」「チョビの病気」「ミケの危機」】 2. 女といふもの…【「タカの執念」「菅原教授の悩み」「菱沼の恋人」】 3. 「チョビ牧場へ行く」「ネズミの見分け方」【「いいネズミ、の見分け方」「漆原の罪と罰」】 4. 「チョビ飼い主を探す」「怪しいアルバイト」【「怪しいアルバイト」「タカの孫自慢」「飼い主は誰?」】 5. しる+スシ=爆弾チョビ達を狙う犯人【「雨の日の惨劇」「二階堂の試練」「夜の訪問者」】 6. チョビと麻雀と試験に乱入!ハムテル絶体絶命…【「家族の大勝負」「ハムテルの試験対策」「漆原の弱点」】 7. 「ミケの家出」「英語出来なくてなぜ悪い」【「ミケの家出」「英語のかべ」「清原の愛情」】 8. 「ヒヨちゃん、病に倒れる」「菱沼を迎えにきた男」【「ヒヨちゃん、病に伏す」「菱沼の就職」「ネズミ捕獲作戦」】 9. 「西根家の蔵で、殺人事件」「菱沼の宿敵はゴージャス女」【「菱沼のライバル」「クリスマスの思い出」「謎の細菌メモ」】 10. 「さよなら、平九郎」「漆原の秘密・口紅の美女!」【「間違いだらけの講座選び」「漆原の秘密!?」「さよなら、平九郎」】 11. 「チョビ、山で行方不明!きていて…【「チョビ、帰らず」「宿命の対決」】
動物のお医者さん TVドラマ版における原作との相違点
前述にもあるがタカはハムテルを「キミテルさん」と呼んでいる(原作では呼び捨て)。
原作掲載時期にはそれほど流通していなかった携帯電話が所々で登場(3話後半、最終話前半など)する。
前述どおり嶋田小夜が、ハムテル達の同級生(原作では1年先輩)になっている。
舞台が北海道であるか定かではない。北国ネタは扉の氷結で閉じ込められる一編だけ映像化されている。
4話後半は試験場が舞台だが同じ場所がメインとなる原作で登場した羊のプルプルの出る話が映像化されていない。
同じく4話後半で劇中崖から滑ったのは原作では二階堂のみだがドラマではハムテルも一緒に滑っている。そのため民家に助けを求めるメンバーからハムテルがカットされている上原作とは違い放置された常態になっている。また同作で漆原がお菓子を大量に持ち込んでいたのがばれるシーンも買い物チーム出発後から前に変更されている。
1話Aパートで漆原がハムテルに賭けの題材として出したのが原作ではカシオミニだったがドラマでは電子辞書に変更されている。
6話Aパートの、家族内での賭け麻雀の敗者への罰ゲームの内容が、屋根の雪下ろしから、テレビ撮影のために家の大掃除をするに変更されている。このときの帰国理由も正月から、演奏会のために変更されている。
10話Aパートの、原作にもあった「大根の大食いで勝った人が講座に来たらどうするんです」の台詞を受ける形で回想と思われる、岡田先輩が大根の大食いで勝利するシーンが挿入される。
最終回前半の話において、原作にはなかったハムテルが焦り故からか、タカに対して逆ギレし、その直後無理がたたって過労で倒れるという描写が追加(原作ではすべての話を通じてハムテルが怒る描写はない)。
最終回後半の『動物借り物競争』において、原作では最下位だった漆原の順位が1位になっている。原作ではチョビがハムテルの言うことをしっかり聞いていたからだが、ドラマでは漆原が試供品のドックフードでチョビを釣ったため。これはドラマ内でカットされた『子犬おいでおいで競争』内で漆原がやったこと(使ったのはメンチカツ)の部分を流用したためと思われる。
ハムテルの友人の中で名前の設定が明確でない為、レギュラーからもれたと思われる「眼鏡の人物」が、最終回後半の学部内運動会に登場し、ハムテルのサポートをした。
最終回の1つ前の話(10話Cパート)で清原がアメリカ留学したため、運動会内での彼の描写(酒飲み競争で酒を飲みすぎる、優勝商品のビールを羨ましがる等)がすべてカットになった。
漆原教授が第1話でしていた化粧が若干違っていた。
動物のお医者さん 関連項目
向井荒太の動物日記〜愛犬ロシナンテの災難〜
o 堂本剛主演の日本テレビのテレビドラマ。元々本作をドラマ化したものとして製作されていたが、諸事情により設定改変及び、作品の方向性の変更で別作品となった。[2]
o その名残として大学の獣医学部を舞台にしている点は共通しており、また主人公・向井荒太が本作の菱沼聖子と同じ体質を持っている。また荒太が犬に引きずられるシーンなど類似シーンも多い。