野ブタ。をプロデュース あらすじ
野ブタ。をプロデュース あらすじ
前半(1話〜6話)では「教室」という独特のルールや移ろいやすい価値観、苛めという残酷な現実が存在する場所で、どのように自分を魅力的に見せ、自分の居場所を確立していくかという点を基調にしつつ様々なプロデュース作戦を展開する(前番組の女王の教室同様、学校に対するかつての一面的な見方はもはやない)。
表面的にしか人と接しなかった修二が、不器用で手がかかるけれどもひたむきな信子や自分に正直な彰とのかかわりの中で、心情に変化が現れる様子が丁寧に描かれている。信子に対する露骨な嫌がらせを目の当たりにする中で、冷静を装って修二がむき出しの感情を表現するようになる。このころの作品中で描写される「いじめ」の姿が生々しすぎることもあり、午後9時枠の作品にはいかというドラマの趣旨から逸脱した非難が一部団体から出ていた。
1話 日、修二の通う隅田川高校に暗い印象の転校生小谷信子がやってくる。
修二は、成り行きから虐められっ子の信子を人気者にする事を引き受けた。修二は天敵・草野彰とともに、信子のプロデュースを開始するが・・・。
2話 信子の制服がペンキで何者かに「ブス」と落書きされてしまう。
修二はそれを逆手に取り、私服登校の許可を得て信子の女子としてのイメージアップを画策するが・・・。
3話 信子を苛める坂東梢が文化祭でのクラスの出し物をお化け屋敷に決定してしまう。
修二は文化祭で忙しくなってしまうし、文化祭当日にハプニングは起こってしまうし。文化祭は成功するのだろうか・・・。
4話 11月4日に学校で恋の告白が公の場で出来るイベント「114の日」で信子が修二に告白するように仕向けられてしまう。
告白を受けたら付き合わなければいけないし、告白を断るには相手にその場で水をかけなければならない。一度水をかけられて潰れた心は元に戻りにくい!人気を崩したくない修二はどうすればいいのか・・・。この回で彰はある自分の感情に気づく・・・。 5話 修二は信子に足りないものが何だかを感じ、男女交際をさせることを薦める。
その矢先、信子に恋文がクラスメイトより届く。修二は計画を練り、関係を深めさせようとするが・・・彰は信子を好きになりおもしろくなくて・・・・・。
後半(7話〜10話)から修二自ら作り上げた「桐谷修二」と現実の乖離、彰の信子への想い、苛めの犯人(蒼井)との対決が絡んでくる。
その中で3人が戸惑い、傷つき、翻弄されながらも、互いを信じ友情を育んでいく過程を描いている。季節が晩秋から冬へ移り行く過程とあいまって、シナリオ・映像的にもぐっとシリアスになる。最終的に修二は親の仕事の都合で転校し、彰も修二の後を追って同じ学校に転入してくる。終盤、いろいろな要素を持った内容が濃密に急展開していく一方でストーリーに不自然さや消化不良の感があるという意見がある。このドラマは全体的にシナリオの自然さよりも、心情的なリアリティや物語の一貫したテーゼの方が主軸である事を踏まえると妥当な帰結である、という意見もある。ドラマよりも寓意性・象徴性が強いことも指摘される点であり、思索的・文学的な解釈も主にネット上で行われた。
野ブタ。をプロデュース こぼれ話・逸話
すでに美少女女優として知られていた堀北真希を冴えない苛められっ子役演出で登場させることは一部のファンの懸念を生んだが、絶妙な3人のコンビネーションと演技は話題を呼んだ。
番組のオープニングとエンディングで登場するブタは、ピンクが修二で、緑が彰を表している。
ピンクのブタの父親が飛行機で世界中に郵便を届ける職業という設定で、石造りの家の格納庫に複葉機がしまってのだという。「ズムサタで野ブタ。をプロデュースをプロデュース」というコーナーで番組のPRをされていた。
司会者(当時)で日本テレビのアナウンサーの矢島学とサブ司会者の望月理恵がゲストとして出演した。 番組内で登場する修二とまり子が食べる弁当と学生カバンはズームイン!!SUPER内の番組応援企画「野ブタ。をプロデュースをプロデュース」で公募したものである。
ドラマ中に修二が発する「今日月火水木金、どぉー」や「バイバイセコー」は発案によるものであり、彰が発する「〜だっちゃ。」やビートたけしのモノマネは山下の発案によるものであった。
物語の本筋から離れて、こうしたギャグや、3人でいる時の楽しく親しげなやり取りに魅力を感じるファンも多い。 ドラマ中で山下が使っていた、手で親指と中指、薬指をくっつけて、「コン!」という仕草は、若者の間で短期間だが流行した。
ロケ地が東京の下町のためか、「もんじゃ」が会話の中に登場する。
桐谷家がマンションは、同じクールに危険な皆川勇太郎のマンションとしても使われていた。
設定は現代の高校だが、「真夜中のギター」「お嫁においで」などの古い曲がちりばめられていて(劇中で登場人物が歌う)、どこか懐かしい感じが漂う。
亀梨と山下がドラマの役名『修二と彰』で歌う主題歌『青春アミーゴ』は、11月2日発売され、わずか4週で100万枚以上を売り上げ、オリコンの「2005年シングル売上げランキング」で1位を発売から3週で獲得した。
主題歌『青春アミーゴ』はスウェーデンでも 2006年6月21日 に発売され、週にスウェーデンのシングル売り上げランキングで41位を獲得した。
脚本執筆、撮影ともにぎりぎりのスケジュールの中で行われた(脚本家木皿泉愛用のワープロが壊れるなどのアクシデントがあった)。
そのため、予告が放映されない回もあった。9月中旬に始まった撮影がクランクアップしたのは最終回の放映前日12月16日の朝4時15分で、堀北真希はその後学校のテストに行ったと伝えられる。また、クランクアップの模様はその16日朝、寝ずにそのままズームイン!!SUPERに参加した亀梨と山下を交え放映された。それによると実際のクランクアップシーンは、最終話の中盤過ぎに彰の部屋で3人がクリスマスプレゼントの入った箱を順番に回していくシーンであったことが分かる。 堀北真希は番組終了後、第84回全国高等学校サッカー選手権大会(2005年末〜2006年年明けに開催)のテレビ中継のイメージキャラクターを務めているが、その際にはこの番組の衣装(制服姿)で登場している。
また、選手たちのインタビューなどのBGMには、ドラマのBGMが使われた。 ちなみに、彰と修二が転校した学校の名前が「県立 網五高等学校」となっていたが「網五」は「アミーゴ」を表している。
所在地は海岸近くの田舎町のようであるが、第一話で引き抜かれた柳が川から海へ運ばれたことと意味をかけているとする見方がある。 実際に野豚と呼ばれている豚が長野県大北地域で放牧豚として飼育されている。
作為があってかは不明だがその中に小谷村がある。読みは「こたに」ではなく「おたり」。
野ブタ。をプロデュース
2005年10月〜12月まで(日本テレビ系)でドラマ化された。
主演、亀梨和也。
野ブタ。をプロデュース 原作小説
これまで人生はつまらない、この世の全てはゲームだと考えていた、クラスの人気者桐谷修二が、突如自分の高校に転校して来た典型的ないじめられっ子・小谷信太(ドラマでは信子)・通称野ブタを、人気者にプロデュースしていく物語。
物語は終始修二の語りで進行し、男子高校生の殺伐とした人間関係をコミカルに、そして生々しく描いた。
小説は2004年度文藝賞受賞作品である。
第132回芥川賞候補にもなった作品。原作:ISBN 4-309-01683-9
野ブタ。をプロデュース テレビドラマ
野ブタ。をプロデュース 概要
2005年10月15日から同年12月17日まで日本テレビ系でテレビドラマ化された。
脚本は「やっぱり猫が好き」「すいか」等で知られる木皿泉。
ドラマ版では「希望の持てるラストにしたい」という製作サイドの意向のもと、原作とは異なった世界観・ストーリー展開がなされている。
毎回一話一話に何かしらのメッセージが含まれており、修二・彰・野ブタの3人が内面的な葛藤と成長を経験し、友情を育んでいく過程を描いている。そのため、中盤からクラスの間での人気取りから3人の間の関係に重点が置かれている。
基本的に3人の成長物語であるが、エピソードが多重的に進行する中で本人たちが気づくような形で描かれている。
大人たちは類型的に飄々と描かれており、3人にさりげないが含蓄の示唆を与えるような存在として描かれている。従来の学園ドラマの図式とは趣を持っている。
苛められっ子を桐谷修二がプロデュースする、というところは同じだが、小谷が女子高生という設定により、女子としての魅力を高めるという方向のプロデュースが多い。
最初単なる受けの良さや軽いノリで始まったプロデュース作戦から、三人それぞれの物事に対する思いが垣間見え、普遍的な教訓を感じ取る。小説では修二は物事を斜めに見る存在として描かれているが、テレビでは冷たいように見えて人が好きで、他の人を気遣いすぎるあまり愛想よく表面的に振舞ってしまうという性格設定がなされている。そんな修二が野ブタのプロデュースを通して自分を見つめなおすという方向で話を進めている。個性が色濃く出ており、些細な心の機微を捉えた会話や、繊細な人の心の移りかわりが晩秋の東京の下町(荒川、江東、中央区)と(千葉県浦安市周辺)を舞台に映像と叙情豊かな音楽によって美しく描きだされている。
3人でいるときのアドリブを交えたやり取りなど、コミカルで明るい演出が随所に施されている一方、登場人物が一人寡黙になるような哀感溢れるシーンも多く、それがドラマの心情的な緩急を生んでいる。娯楽性と寓意性・象徴性、賑々しさと静けさ、愛情と孤独が入り混じった独特の雰囲気と、人をみつめる温かな視点が、見る者の心を優しく照らす。
10話完結と通常のドラマ(一般に11〜12話程度)と比較すると短いが内包しているメッセージは大きく深く、最終回放送後から続編やDVD化を望む声が殺到した。
脚本執筆に当たって「十代の人のために、真剣に、わかりやすく、媚びずに」ということを念頭においていたと語る。その内容は高く評価され、ザテレビジョン誌主催の第47回ドラマアカデミー賞で優秀賞作品等六部門を制覇した。
関西では、11月3日より土曜日2話連続放送をしている。
野ブタ。をプロデュース キャスト
野ブタ。をプロデュース 主要キャスト
桐谷 修二 - 亀梨和也(KAT-TUN)
隅田川高校の二年生。
表向きは面倒見が良くて、誰からも好かれるキャラクターを演じているが、クールで、自分のポジションを得るためにキャラクターを演じている。彰と信子との出会いによって、今まで着けていた「仮面」を外し、自分に正直に生きていく。正直な気持ちを告げるが故にフッてしまった、まり子のために教室で「海岸」を作り、最後の想い出づくりをするなど、本当は人に優しい人間。物語は修二の目線で語られていく。 草野 彰 - 山下智久(NEWS)(特別出演) 修二の親友と称し修二にまとわりつく。
おおらかだが、優柔不断でおっちょこちょい。腕力は相当強い。星やつらのラムちゃんの口癖をまねをしたりアニメソングを口ずさむなどしている。正義感が強く自分なりのルールを持っており、思ったこと感じたことがそのまま発言や行動に出る性格で、周囲との兼ね合いを気に修二とは対照的である。一方、クラスでも一人浮いた存在で、父親が会社社長という環境で育ったが故に「やりたいことがない、今まで楽しいと思ったことがない」と述べる。信子のプロデュースを開始。父親の旧友である平山の家(豆腐屋)に居候しており、修二や信子とともにそこをたまり場の一つとし、飲み物として二人に豆乳(彰はマメチチと呼ぶ)を振舞う。物語の中盤から、信子に恋心をいだくようになる。
性格が暗くいじめの対象となるが、不仲にも起因するようである。無口で笑顔がなく、自分を魅力的に見せる事をしないが、修二や彰とのかかわりの中で心を開いていく。話が進むにつれ、不器用だがひたむきな性格や、他の人を思いやる優しさや、前向きで逞しい面を見せるようになる。自分で野ブタのマスコットをあしらった人形をデザインするなど、画力も多少ある。最終回で笑顔を見せた。
女子バスケット部のキャプテンで、学校のマドンナ的存在。周囲の人に優しく誠実に接する。人の噂や意見に一喜一憂することがない、芯の強い性格である。修二のことが好きだが、実は修二はまり子のことが好きではない(第7話でまり子に言う)。修二がまり子と付きあわなくなった後も、修二に弁当を作ってあげるなど修二を気遣っていた。蒼井の真の姿を知り、打ちのめされた信子を慰め、友達になる(蒼井が数々の苛めの犯人と判明する前、信子に嫉妬したまり子が犯人だと考えた視聴者も多かった)。 桐谷 浩二 - 中島裕翔(ジャニーズJr) 修二の弟。
横山 武士 - 岡田義徳
修二、彰、信子たちの担任。
ズボンのベルトを上げることが癖。過去に詩集を自主制作していたが、生活のために教師に。1度だけ酔った勢いで家原靖男(不破万作(校長))に辞表を提出し、殴ったことがある。辞表は受理されかけたが、生徒らの署名により辞任は免れた。教師の仕事は好きだという。小心者だが、生徒を温かく見守ってもいる。 早乙女(セバスチャン) - 木村祐一 体育教師。
竹刀をいつも持つ強面だが、不良だった時期にも自分を見捨てなかった母親を大切にしている。 桐谷 伸子 - 深浦加奈子
修二の母。
海外を転々とした仕事をしているキャリアウーマン。
キャサリンから呪われている。 黒木 広子 - たくませいこ 数学教師。
桐谷 悟 - 宇梶剛士
修二の父。
愛妻家で、多忙な伸子のかわりに家事や子供たちに配慮を払う。友情に厚い熱血漢。 ゴーヨク堂店主、デルフィーヌ - 忌野清志郎 隅田高校の近くの書店の主人。
自分で本も執筆・出版している。ところに台車を行商しており、含蓄の深い一言を残す。 平山 一平 - 高橋克実
彰の下宿先の豆腐屋の主人。
彰の父親の旧友。楽天家であり、彰の良い指南役である。呼び名は「おいちゃん」。 佐田 杳子(キャサリン) - 夏木マリ 魔女のようなスタイルをした教頭兼美術教師。
雰囲気を持っているが、生徒たちの状況を把握しており、修二たちに教訓を与える。
前半(1話〜6話)では「教室」という独特のルールや移ろいやすい価値観、苛めという残酷な現実が存在する場所で、どのように自分を魅力的に見せ、自分の居場所を確立していくかという点を基調にしつつ様々なプロデュース作戦を展開する(前番組の女王の教室同様、学校に対するかつての一面的な見方はもはやない)。
表面的にしか人と接しなかった修二が、不器用で手がかかるけれどもひたむきな信子や自分に正直な彰とのかかわりの中で、心情に変化が現れる様子が丁寧に描かれている。信子に対する露骨な嫌がらせを目の当たりにする中で、冷静を装って修二がむき出しの感情を表現するようになる。このころの作品中で描写される「いじめ」の姿が生々しすぎることもあり、午後9時枠の作品にはいかというドラマの趣旨から逸脱した非難が一部団体から出ていた。
1話 日、修二の通う隅田川高校に暗い印象の転校生小谷信子がやってくる。
修二は、成り行きから虐められっ子の信子を人気者にする事を引き受けた。修二は天敵・草野彰とともに、信子のプロデュースを開始するが・・・。
2話 信子の制服がペンキで何者かに「ブス」と落書きされてしまう。
修二はそれを逆手に取り、私服登校の許可を得て信子の女子としてのイメージアップを画策するが・・・。
3話 信子を苛める坂東梢が文化祭でのクラスの出し物をお化け屋敷に決定してしまう。
修二は文化祭で忙しくなってしまうし、文化祭当日にハプニングは起こってしまうし。文化祭は成功するのだろうか・・・。
4話 11月4日に学校で恋の告白が公の場で出来るイベント「114の日」で信子が修二に告白するように仕向けられてしまう。
告白を受けたら付き合わなければいけないし、告白を断るには相手にその場で水をかけなければならない。一度水をかけられて潰れた心は元に戻りにくい!人気を崩したくない修二はどうすればいいのか・・・。この回で彰はある自分の感情に気づく・・・。 5話 修二は信子に足りないものが何だかを感じ、男女交際をさせることを薦める。
その矢先、信子に恋文がクラスメイトより届く。修二は計画を練り、関係を深めさせようとするが・・・彰は信子を好きになりおもしろくなくて・・・・・。
後半(7話〜10話)から修二自ら作り上げた「桐谷修二」と現実の乖離、彰の信子への想い、苛めの犯人(蒼井)との対決が絡んでくる。
その中で3人が戸惑い、傷つき、翻弄されながらも、互いを信じ友情を育んでいく過程を描いている。季節が晩秋から冬へ移り行く過程とあいまって、シナリオ・映像的にもぐっとシリアスになる。最終的に修二は親の仕事の都合で転校し、彰も修二の後を追って同じ学校に転入してくる。終盤、いろいろな要素を持った内容が濃密に急展開していく一方でストーリーに不自然さや消化不良の感があるという意見がある。このドラマは全体的にシナリオの自然さよりも、心情的なリアリティや物語の一貫したテーゼの方が主軸である事を踏まえると妥当な帰結である、という意見もある。ドラマよりも寓意性・象徴性が強いことも指摘される点であり、思索的・文学的な解釈も主にネット上で行われた。
野ブタ。をプロデュース こぼれ話・逸話
すでに美少女女優として知られていた堀北真希を冴えない苛められっ子役演出で登場させることは一部のファンの懸念を生んだが、絶妙な3人のコンビネーションと演技は話題を呼んだ。
番組のオープニングとエンディングで登場するブタは、ピンクが修二で、緑が彰を表している。
ピンクのブタの父親が飛行機で世界中に郵便を届ける職業という設定で、石造りの家の格納庫に複葉機がしまってのだという。「ズムサタで野ブタ。をプロデュースをプロデュース」というコーナーで番組のPRをされていた。
司会者(当時)で日本テレビのアナウンサーの矢島学とサブ司会者の望月理恵がゲストとして出演した。 番組内で登場する修二とまり子が食べる弁当と学生カバンはズームイン!!SUPER内の番組応援企画「野ブタ。をプロデュースをプロデュース」で公募したものである。
ドラマ中に修二が発する「今日月火水木金、どぉー」や「バイバイセコー」は発案によるものであり、彰が発する「〜だっちゃ。」やビートたけしのモノマネは山下の発案によるものであった。
物語の本筋から離れて、こうしたギャグや、3人でいる時の楽しく親しげなやり取りに魅力を感じるファンも多い。 ドラマ中で山下が使っていた、手で親指と中指、薬指をくっつけて、「コン!」という仕草は、若者の間で短期間だが流行した。
ロケ地が東京の下町のためか、「もんじゃ」が会話の中に登場する。
桐谷家がマンションは、同じクールに危険な皆川勇太郎のマンションとしても使われていた。
設定は現代の高校だが、「真夜中のギター」「お嫁においで」などの古い曲がちりばめられていて(劇中で登場人物が歌う)、どこか懐かしい感じが漂う。
亀梨と山下がドラマの役名『修二と彰』で歌う主題歌『青春アミーゴ』は、11月2日発売され、わずか4週で100万枚以上を売り上げ、オリコンの「2005年シングル売上げランキング」で1位を発売から3週で獲得した。
主題歌『青春アミーゴ』はスウェーデンでも 2006年6月21日 に発売され、週にスウェーデンのシングル売り上げランキングで41位を獲得した。
脚本執筆、撮影ともにぎりぎりのスケジュールの中で行われた(脚本家木皿泉愛用のワープロが壊れるなどのアクシデントがあった)。
そのため、予告が放映されない回もあった。9月中旬に始まった撮影がクランクアップしたのは最終回の放映前日12月16日の朝4時15分で、堀北真希はその後学校のテストに行ったと伝えられる。また、クランクアップの模様はその16日朝、寝ずにそのままズームイン!!SUPERに参加した亀梨と山下を交え放映された。それによると実際のクランクアップシーンは、最終話の中盤過ぎに彰の部屋で3人がクリスマスプレゼントの入った箱を順番に回していくシーンであったことが分かる。 堀北真希は番組終了後、第84回全国高等学校サッカー選手権大会(2005年末〜2006年年明けに開催)のテレビ中継のイメージキャラクターを務めているが、その際にはこの番組の衣装(制服姿)で登場している。
また、選手たちのインタビューなどのBGMには、ドラマのBGMが使われた。 ちなみに、彰と修二が転校した学校の名前が「県立 網五高等学校」となっていたが「網五」は「アミーゴ」を表している。
所在地は海岸近くの田舎町のようであるが、第一話で引き抜かれた柳が川から海へ運ばれたことと意味をかけているとする見方がある。 実際に野豚と呼ばれている豚が長野県大北地域で放牧豚として飼育されている。
作為があってかは不明だがその中に小谷村がある。読みは「こたに」ではなく「おたり」。
野ブタ。をプロデュース
2005年10月〜12月まで(日本テレビ系)でドラマ化された。
主演、亀梨和也。
野ブタ。をプロデュース 原作小説
これまで人生はつまらない、この世の全てはゲームだと考えていた、クラスの人気者桐谷修二が、突如自分の高校に転校して来た典型的ないじめられっ子・小谷信太(ドラマでは信子)・通称野ブタを、人気者にプロデュースしていく物語。
物語は終始修二の語りで進行し、男子高校生の殺伐とした人間関係をコミカルに、そして生々しく描いた。
小説は2004年度文藝賞受賞作品である。
第132回芥川賞候補にもなった作品。原作:ISBN 4-309-01683-9
野ブタ。をプロデュース テレビドラマ
野ブタ。をプロデュース 概要
2005年10月15日から同年12月17日まで日本テレビ系でテレビドラマ化された。
脚本は「やっぱり猫が好き」「すいか」等で知られる木皿泉。
ドラマ版では「希望の持てるラストにしたい」という製作サイドの意向のもと、原作とは異なった世界観・ストーリー展開がなされている。
毎回一話一話に何かしらのメッセージが含まれており、修二・彰・野ブタの3人が内面的な葛藤と成長を経験し、友情を育んでいく過程を描いている。そのため、中盤からクラスの間での人気取りから3人の間の関係に重点が置かれている。
基本的に3人の成長物語であるが、エピソードが多重的に進行する中で本人たちが気づくような形で描かれている。
大人たちは類型的に飄々と描かれており、3人にさりげないが含蓄の示唆を与えるような存在として描かれている。従来の学園ドラマの図式とは趣を持っている。
苛められっ子を桐谷修二がプロデュースする、というところは同じだが、小谷が女子高生という設定により、女子としての魅力を高めるという方向のプロデュースが多い。
最初単なる受けの良さや軽いノリで始まったプロデュース作戦から、三人それぞれの物事に対する思いが垣間見え、普遍的な教訓を感じ取る。小説では修二は物事を斜めに見る存在として描かれているが、テレビでは冷たいように見えて人が好きで、他の人を気遣いすぎるあまり愛想よく表面的に振舞ってしまうという性格設定がなされている。そんな修二が野ブタのプロデュースを通して自分を見つめなおすという方向で話を進めている。個性が色濃く出ており、些細な心の機微を捉えた会話や、繊細な人の心の移りかわりが晩秋の東京の下町(荒川、江東、中央区)と(千葉県浦安市周辺)を舞台に映像と叙情豊かな音楽によって美しく描きだされている。
3人でいるときのアドリブを交えたやり取りなど、コミカルで明るい演出が随所に施されている一方、登場人物が一人寡黙になるような哀感溢れるシーンも多く、それがドラマの心情的な緩急を生んでいる。娯楽性と寓意性・象徴性、賑々しさと静けさ、愛情と孤独が入り混じった独特の雰囲気と、人をみつめる温かな視点が、見る者の心を優しく照らす。
10話完結と通常のドラマ(一般に11〜12話程度)と比較すると短いが内包しているメッセージは大きく深く、最終回放送後から続編やDVD化を望む声が殺到した。
脚本執筆に当たって「十代の人のために、真剣に、わかりやすく、媚びずに」ということを念頭においていたと語る。その内容は高く評価され、ザテレビジョン誌主催の第47回ドラマアカデミー賞で優秀賞作品等六部門を制覇した。
関西では、11月3日より土曜日2話連続放送をしている。
野ブタ。をプロデュース キャスト
野ブタ。をプロデュース 主要キャスト
桐谷 修二 - 亀梨和也(KAT-TUN)
隅田川高校の二年生。
表向きは面倒見が良くて、誰からも好かれるキャラクターを演じているが、クールで、自分のポジションを得るためにキャラクターを演じている。彰と信子との出会いによって、今まで着けていた「仮面」を外し、自分に正直に生きていく。正直な気持ちを告げるが故にフッてしまった、まり子のために教室で「海岸」を作り、最後の想い出づくりをするなど、本当は人に優しい人間。物語は修二の目線で語られていく。 草野 彰 - 山下智久(NEWS)(特別出演) 修二の親友と称し修二にまとわりつく。
おおらかだが、優柔不断でおっちょこちょい。腕力は相当強い。星やつらのラムちゃんの口癖をまねをしたりアニメソングを口ずさむなどしている。正義感が強く自分なりのルールを持っており、思ったこと感じたことがそのまま発言や行動に出る性格で、周囲との兼ね合いを気に修二とは対照的である。一方、クラスでも一人浮いた存在で、父親が会社社長という環境で育ったが故に「やりたいことがない、今まで楽しいと思ったことがない」と述べる。信子のプロデュースを開始。父親の旧友である平山の家(豆腐屋)に居候しており、修二や信子とともにそこをたまり場の一つとし、飲み物として二人に豆乳(彰はマメチチと呼ぶ)を振舞う。物語の中盤から、信子に恋心をいだくようになる。
性格が暗くいじめの対象となるが、不仲にも起因するようである。無口で笑顔がなく、自分を魅力的に見せる事をしないが、修二や彰とのかかわりの中で心を開いていく。話が進むにつれ、不器用だがひたむきな性格や、他の人を思いやる優しさや、前向きで逞しい面を見せるようになる。自分で野ブタのマスコットをあしらった人形をデザインするなど、画力も多少ある。最終回で笑顔を見せた。
女子バスケット部のキャプテンで、学校のマドンナ的存在。周囲の人に優しく誠実に接する。人の噂や意見に一喜一憂することがない、芯の強い性格である。修二のことが好きだが、実は修二はまり子のことが好きではない(第7話でまり子に言う)。修二がまり子と付きあわなくなった後も、修二に弁当を作ってあげるなど修二を気遣っていた。蒼井の真の姿を知り、打ちのめされた信子を慰め、友達になる(蒼井が数々の苛めの犯人と判明する前、信子に嫉妬したまり子が犯人だと考えた視聴者も多かった)。 桐谷 浩二 - 中島裕翔(ジャニーズJr) 修二の弟。
横山 武士 - 岡田義徳
修二、彰、信子たちの担任。
ズボンのベルトを上げることが癖。過去に詩集を自主制作していたが、生活のために教師に。1度だけ酔った勢いで家原靖男(不破万作(校長))に辞表を提出し、殴ったことがある。辞表は受理されかけたが、生徒らの署名により辞任は免れた。教師の仕事は好きだという。小心者だが、生徒を温かく見守ってもいる。 早乙女(セバスチャン) - 木村祐一 体育教師。
竹刀をいつも持つ強面だが、不良だった時期にも自分を見捨てなかった母親を大切にしている。 桐谷 伸子 - 深浦加奈子
修二の母。
海外を転々とした仕事をしているキャリアウーマン。
キャサリンから呪われている。 黒木 広子 - たくませいこ 数学教師。
桐谷 悟 - 宇梶剛士
修二の父。
愛妻家で、多忙な伸子のかわりに家事や子供たちに配慮を払う。友情に厚い熱血漢。 ゴーヨク堂店主、デルフィーヌ - 忌野清志郎 隅田高校の近くの書店の主人。
自分で本も執筆・出版している。ところに台車を行商しており、含蓄の深い一言を残す。 平山 一平 - 高橋克実
彰の下宿先の豆腐屋の主人。
彰の父親の旧友。楽天家であり、彰の良い指南役である。呼び名は「おいちゃん」。 佐田 杳子(キャサリン) - 夏木マリ 魔女のようなスタイルをした教頭兼美術教師。
雰囲気を持っているが、生徒たちの状況を把握しており、修二たちに教訓を与える。