医龍
医龍-Team Medical Dragon-は、医療を題材とした漫画。および、テレビドラマ。
医龍 テレビドラマ
医龍は 漫画版からの変更点連載継続中の漫画が原作であり、漫画は2006年現在も物語が進行中。
ドラマは、原作漫画のうち3例目のバチスタ手術が終了するまでを取り扱っている。
原作漫画はその後も日本国内で物語が進行しているが、ドラマではバチスタ3例目で区切りとし、バチスタチームは解散、主人公の朝田は病院を辞してふたたびNGOに戻るという強引なオチをつけている。
そのため、原作が扱ってきたテーマのうち切り捨てられたものも多い。
それ以外の細かな設定違いは以下のとおり。
ER教授鬼頭の性別変更(鬼頭直人→鬼頭笙子)。
笙子という名前は、原作で登場する国立笙一郎の名前からとられていると考えられる。 原作では特に関係がなかった加藤晶と霧島軍司が恋人同士という設定。
原作ではバチスタチームに名称は存在しないがドラマでは「チーム・ドラゴン」になっている。
祖父江の所属する科の変更(消化器外科→脳神経外科)。
ドラマでは、霧島軍司が行ったバチスタ手術が国内初という扱いになっていた。
また、霧島の手術チームについては原作では言及されていないが、ドラマでは海外の著名な医師と組んで行われた。 三人目のバチスタ中に運ばれてくる急患は原作では木原の母親だが、ドラマでは霧島軍司が運ばれてくる。
漫画版第1話で晶が外国車に乗って龍太郎の元へ行く途中に事故を起こしているが、ドラマ版では何事もなく到着している。
これはスポンサーの三菱自動車および同社のリコール事件に対する配慮であると思われる。(ドラマ版で晶が乗っていたのはエクリプススパイダーである)
医龍 原作のドラマ化に対する評価2006年4月度のドラマの中では高い支持を得ていたが、視聴率は決して高くはなかった。
それでも最終回は『トップキャスター』に次いで2番目の高視聴率を記録した。また、今期のドラマで唯一、最終回で最高視聴率を記録している。 評価の高さの要因として、原作の雰囲気を壊さずに、過剰な演出や脚色を控えて、テーマのみを追求している事が挙げられるという意見もある。
その一方で、原作のセリフを一見忠実になぞってはいるものの、ストーリーの大筋とは関係なく発言する人物を(原作では教授会に出ているはずのその場にいない登場人物に)恣意的に変更するなどして、問題視された。
また、俳優の登場しているシーンと手術の詳細を写しているシーンの光源の使い方が異なりすぎ、ぶつ切りな印象が与えられる演出であった。 大正製薬が「原案に不適切な表現があった」というのを理由にスポンサーから降板した。
テレビ雑誌・ザテレビジョンが毎クールごとに行っている『ドラマアカデミー賞』(2006年春クール)で最優秀作品賞受賞。
他、音楽賞、監督賞を受賞。ちなみに、坂口憲二は主演男優部門で3位、小池徹平が助演男優部門で同じく3位に入賞。小池徹平以外の「チームドラゴンメンバーは個性が強く、役者陣も充実していたため、評は全体的に割れたようだが、読者票で秀でた小池が入賞という結果になった。 登場するクルマはスポンサーの三菱自動車のエクリプスのほか、アウディのA4アヴァントも使われていた。
医龍 キャスト
朝田龍太郎(33)坂口憲二
加藤 晶(35)稲森いずみ
伊集院登(26)小池徹平
藤吉圭介(38)佐々木蔵之介
鬼頭笙子(45)夏木マリ
野口賢雄(59)岸部一徳
霧島軍司(39)北村一輝
荒瀬門次(34)阿部サダヲ
里原ミキ(25)水川あさみ
木原毅彦(35)池田鉄洋
医龍 テーマ曲
主題歌:AI「Believe」
挿入歌:関山藍果「Aesthetic」
挿入曲:STEVE VAI 「Building the Church」
医龍 概要
2002年より、ビッグコミックスペリオールにて連載開始。
第50回(平成16年度)小学館漫画賞青年向け部門受賞作品。作品をおりなす魅力的な登場人物、医療ミス、抗がん剤治療、院内感染、医局制度と現在医療を取り巻く諸問題を告発する物語である。
原案者の永井明は、医師、医療ジャーナリストとして活躍したが、肝臓がんのため、2004年7月7日に逝去。
医龍 ストーリー
東北の寒村に住まう、天才的な技術を持つ外科医・朝田龍太郎を、明真大学医学部助教授の加藤晶がたずねてくる。
心臓の難手術であるバチスタ手術論文を成功させて、自分の教授就任を図り、今の大学医療を改革するために、朝田をスカウトしに来たのだ。
教授・野口賢雄らが支配する封建的な病院体制の中、朝田は研修医伊集院を鍛え、また藤吉を始めとする優秀なメンバーを揃え、次々と難手術を成功に導く。
医局の権威を無視する朝田に、警戒感を持つ野口は、朝田を招いた責任を取らせるために加藤追放と、後任に朝田の最大のライバル霧島軍司を起用する事を決断する。
医龍 主要登場人物
解説は漫画版による。
テレビドラマで変更された設定についてはテレビドラマの項目で詳述する。
医龍 バチスタチーム
バチスタ手術とは、重篤な心疾患である「拡張型心筋症」に対する手術療法のひとつとして考案された術式である。
加藤によって、この難しい療法をひろく確立する、画期的な成果をあげるための実動部隊として召集される。
朝田龍太郎(あさだ りゅうたろう) 熟達の腕を持つ外科医。
かつては医療支援NGOで「医龍(Team Medical Dragon)」と呼ばれた医療チームを率いていた。加藤のスカウトにより、明真大学付属病院の胸部心臓外科医となる。外科医としての腕は大変優れており、患者に接する態度も、とても真摯であるが、職場でのコミュニケーション能力には問題があり、さまざまなトラブルを引き起こす。また、生活力の無さは大変深刻で、自宅は「ゴミ屋敷」状態である。 加藤晶(かとう あきら) 明真大学助教授にして、明真大学付属病院胸部心臓外科医。
自分の野心(バチスタ手術論文による教授昇進)のために朝田をスカウトする。計算高く、明晰な判断力を持つ一方、弱い心を併せ持つ。手術の技術も高い。 里原ミキ(さとはら みき) 看護師。
朝田と医療支援NGOを供にした経験を持ち、オペ看(器械出し)として手術中の看護師としての腕は冴え、医師の信用を勝ち得る。朝田に恋心を抱いており、親密な仲にある。霧島軍司の異母妹。 伊集院登(いじゅういん のぼる) 研修医。
現在の医局に嫌気がさしながらも、医局内での保身に腐心し、何事も無く過ごしていくことを第一に思っている事勿れ主義の青年。医局のやり方に合わない朝田に反発するも、彼の厳しい指導の元で腕を磨いていく。性格が手伝って繊細な作業を得意とし加藤もその技術を認めている。 藤吉圭介(ふじよし けいすけ) 明真大学講師にして、明真大学付属病院内科医。
患者を第一に考える、明真大学病院では珍しい医者。優しく面倒見が良い。先天的な心臓病を持つ樹里という名の娘がおり、自身もまた先天性心臓病の持ち主。 荒瀬門次(あらせ もんじ) 全身管理を司る麻酔のプロ。
明真大学付属病院救急救命部に「手術一回につき100万円」という高額な報酬で雇われている。その仕事ぶりは赤ん坊すら「ゆっくり数えて7つ」で麻酔を効かせ、的確な判断で生体肝移植のドナーの術中死を未然に食い止めるほどの腕前。麻酔薬の治験のために多くの患者を死なせた過去を持ち、贖罪のために敢えて守銭奴を演じ、高価な酒で泥酔するなど悪役として振る舞っている。
医龍 胸部心臓外科
野口教授を頂点とする明真大学医学部内の医局のひとつ。
その実態は封建社会そのもの―権力が患者の人権を踏みにじり、医療ミス、そして癒着を固く隠蔽する。
野口賢雄(のぐち たけお) 明真大学付属病院心臓外科教授にして、明真大学病院胸部心臓外科医局長。
権力を一手に握り、ミスが起これば部下に責任をなすりつけ自分の保身を図る男。丸メガネがトレードマークで、政治力に長け、不気味な存在感がある。 霧島軍司(きりしま ぐんじ) 北日本大学心臓外科医。
ミキの腹違いの兄で、かつて朝田の友人であった。朝田を北日本大学から追放した張本人であり、因縁の相手。北日本大でバチスタ手術を成功させた。野口によって後継候補に推される。 木原毅彦(きはら たけひこ) 明真大学助手にして明真大学病院胸部心臓外科医。
医局の権威を無視する朝田に敵意を抱く。悪役ではあるが作品では母親思いの優しい側面も描写されている。選挙管理委員に選ばれ、野口の歓心を引くために腐心する。 鱈淵純(たらぶち じゅん) 伊集院と同期の研修医。
伊集院をいつも小馬鹿にするも医師としての能力は低く、いつも周りの足を引っ張る。プライドだけは高い。 中田(なかた) 明真大学病院胸部心臓外科医。
心臓外科の中では朝田、加藤につぐ腕利きであると同時に伊集院の腕を認めたり、朝田の技術に一目おくなど医局の中では革新的な考えを持つ医師。医局内の権力闘争を冷ややかに見ている。 国立笙一郎(くにたち しょういちろう) UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)教授。
明真大学心臓血管外科教授選挙に出馬するために日本に帰国。明真大学病院救命救急部の鬼頭直人とは同期。
医龍 教授会
医局員が足を踏み入れることを許されない、権力者たちの聖域。
鬼頭直人(きとう なおと) 明真大学病院救急救命部の責任者で、明真大学のアメリカから帰国した外様教授。
日本の医療を変えるという野心に溢れた男で、救急救命部に朝田を引き入れようとする。 祖父江真介(そふえ しんすけ) 明真大学病院・消化器外科教授。
野口とは学生時代からの因縁があるが、教授選では手を結ぶ。 烏丸(からすま) 明真大学病院・内科教授。
患者の治療方針に関し藤吉と度々衝突。折を見て口実をつけ藤吉を飛ばすことを画策している。 大島(おおしま) 明真大学病院の若手教授。
教授選改革に積極的。空気の読めない男で教授会の権力闘争からは無縁。
医龍 補足的情報
医龍 バチスタ手術とは本作品のキーとなっているバチスタ手術は、現実のバチスタ手術をモデルとしているが、その扱いは架空のものである。
実際のバチスタ手術は、1980年代に開発されており、学会発表は1995年、日本での最初の施術は1996年、そして1998年には保険適用手術とされている。本作品における「バチスタ手術」は「難手術」の記号として使われているにすぎず、実際のバチスタ手術の紹介とはなっていないことに注意が必要である。
医龍 NGO
朝田が所属していたとされるNGOは、「国境なき医師団」「世界の医療団」などをモデルとしたものであり、戦地や災害地などでの医療支援を行うことを目的として活動している。
両者とも日本にも支部を置いており、医師や看護師が参加しているほか、阪神淡路大震災・新潟県中越地震などの際には日本に対しても緊急医療支援を行っている。
医龍 テレビドラマ
医龍は 漫画版からの変更点連載継続中の漫画が原作であり、漫画は2006年現在も物語が進行中。
ドラマは、原作漫画のうち3例目のバチスタ手術が終了するまでを取り扱っている。
原作漫画はその後も日本国内で物語が進行しているが、ドラマではバチスタ3例目で区切りとし、バチスタチームは解散、主人公の朝田は病院を辞してふたたびNGOに戻るという強引なオチをつけている。
そのため、原作が扱ってきたテーマのうち切り捨てられたものも多い。
それ以外の細かな設定違いは以下のとおり。
ER教授鬼頭の性別変更(鬼頭直人→鬼頭笙子)。
笙子という名前は、原作で登場する国立笙一郎の名前からとられていると考えられる。 原作では特に関係がなかった加藤晶と霧島軍司が恋人同士という設定。
原作ではバチスタチームに名称は存在しないがドラマでは「チーム・ドラゴン」になっている。
祖父江の所属する科の変更(消化器外科→脳神経外科)。
ドラマでは、霧島軍司が行ったバチスタ手術が国内初という扱いになっていた。
また、霧島の手術チームについては原作では言及されていないが、ドラマでは海外の著名な医師と組んで行われた。 三人目のバチスタ中に運ばれてくる急患は原作では木原の母親だが、ドラマでは霧島軍司が運ばれてくる。
漫画版第1話で晶が外国車に乗って龍太郎の元へ行く途中に事故を起こしているが、ドラマ版では何事もなく到着している。
これはスポンサーの三菱自動車および同社のリコール事件に対する配慮であると思われる。(ドラマ版で晶が乗っていたのはエクリプススパイダーである)
医龍 原作のドラマ化に対する評価2006年4月度のドラマの中では高い支持を得ていたが、視聴率は決して高くはなかった。
それでも最終回は『トップキャスター』に次いで2番目の高視聴率を記録した。また、今期のドラマで唯一、最終回で最高視聴率を記録している。 評価の高さの要因として、原作の雰囲気を壊さずに、過剰な演出や脚色を控えて、テーマのみを追求している事が挙げられるという意見もある。
その一方で、原作のセリフを一見忠実になぞってはいるものの、ストーリーの大筋とは関係なく発言する人物を(原作では教授会に出ているはずのその場にいない登場人物に)恣意的に変更するなどして、問題視された。
また、俳優の登場しているシーンと手術の詳細を写しているシーンの光源の使い方が異なりすぎ、ぶつ切りな印象が与えられる演出であった。 大正製薬が「原案に不適切な表現があった」というのを理由にスポンサーから降板した。
テレビ雑誌・ザテレビジョンが毎クールごとに行っている『ドラマアカデミー賞』(2006年春クール)で最優秀作品賞受賞。
他、音楽賞、監督賞を受賞。ちなみに、坂口憲二は主演男優部門で3位、小池徹平が助演男優部門で同じく3位に入賞。小池徹平以外の「チームドラゴンメンバーは個性が強く、役者陣も充実していたため、評は全体的に割れたようだが、読者票で秀でた小池が入賞という結果になった。 登場するクルマはスポンサーの三菱自動車のエクリプスのほか、アウディのA4アヴァントも使われていた。
医龍 キャスト
朝田龍太郎(33)坂口憲二
加藤 晶(35)稲森いずみ
伊集院登(26)小池徹平
藤吉圭介(38)佐々木蔵之介
鬼頭笙子(45)夏木マリ
野口賢雄(59)岸部一徳
霧島軍司(39)北村一輝
荒瀬門次(34)阿部サダヲ
里原ミキ(25)水川あさみ
木原毅彦(35)池田鉄洋
医龍 テーマ曲
主題歌:AI「Believe」
挿入歌:関山藍果「Aesthetic」
挿入曲:STEVE VAI 「Building the Church」
医龍 概要
2002年より、ビッグコミックスペリオールにて連載開始。
第50回(平成16年度)小学館漫画賞青年向け部門受賞作品。作品をおりなす魅力的な登場人物、医療ミス、抗がん剤治療、院内感染、医局制度と現在医療を取り巻く諸問題を告発する物語である。
原案者の永井明は、医師、医療ジャーナリストとして活躍したが、肝臓がんのため、2004年7月7日に逝去。
医龍 ストーリー
東北の寒村に住まう、天才的な技術を持つ外科医・朝田龍太郎を、明真大学医学部助教授の加藤晶がたずねてくる。
心臓の難手術であるバチスタ手術論文を成功させて、自分の教授就任を図り、今の大学医療を改革するために、朝田をスカウトしに来たのだ。
教授・野口賢雄らが支配する封建的な病院体制の中、朝田は研修医伊集院を鍛え、また藤吉を始めとする優秀なメンバーを揃え、次々と難手術を成功に導く。
医局の権威を無視する朝田に、警戒感を持つ野口は、朝田を招いた責任を取らせるために加藤追放と、後任に朝田の最大のライバル霧島軍司を起用する事を決断する。
医龍 主要登場人物
解説は漫画版による。
テレビドラマで変更された設定についてはテレビドラマの項目で詳述する。
医龍 バチスタチーム
バチスタ手術とは、重篤な心疾患である「拡張型心筋症」に対する手術療法のひとつとして考案された術式である。
加藤によって、この難しい療法をひろく確立する、画期的な成果をあげるための実動部隊として召集される。
朝田龍太郎(あさだ りゅうたろう) 熟達の腕を持つ外科医。
かつては医療支援NGOで「医龍(Team Medical Dragon)」と呼ばれた医療チームを率いていた。加藤のスカウトにより、明真大学付属病院の胸部心臓外科医となる。外科医としての腕は大変優れており、患者に接する態度も、とても真摯であるが、職場でのコミュニケーション能力には問題があり、さまざまなトラブルを引き起こす。また、生活力の無さは大変深刻で、自宅は「ゴミ屋敷」状態である。 加藤晶(かとう あきら) 明真大学助教授にして、明真大学付属病院胸部心臓外科医。
自分の野心(バチスタ手術論文による教授昇進)のために朝田をスカウトする。計算高く、明晰な判断力を持つ一方、弱い心を併せ持つ。手術の技術も高い。 里原ミキ(さとはら みき) 看護師。
朝田と医療支援NGOを供にした経験を持ち、オペ看(器械出し)として手術中の看護師としての腕は冴え、医師の信用を勝ち得る。朝田に恋心を抱いており、親密な仲にある。霧島軍司の異母妹。 伊集院登(いじゅういん のぼる) 研修医。
現在の医局に嫌気がさしながらも、医局内での保身に腐心し、何事も無く過ごしていくことを第一に思っている事勿れ主義の青年。医局のやり方に合わない朝田に反発するも、彼の厳しい指導の元で腕を磨いていく。性格が手伝って繊細な作業を得意とし加藤もその技術を認めている。 藤吉圭介(ふじよし けいすけ) 明真大学講師にして、明真大学付属病院内科医。
患者を第一に考える、明真大学病院では珍しい医者。優しく面倒見が良い。先天的な心臓病を持つ樹里という名の娘がおり、自身もまた先天性心臓病の持ち主。 荒瀬門次(あらせ もんじ) 全身管理を司る麻酔のプロ。
明真大学付属病院救急救命部に「手術一回につき100万円」という高額な報酬で雇われている。その仕事ぶりは赤ん坊すら「ゆっくり数えて7つ」で麻酔を効かせ、的確な判断で生体肝移植のドナーの術中死を未然に食い止めるほどの腕前。麻酔薬の治験のために多くの患者を死なせた過去を持ち、贖罪のために敢えて守銭奴を演じ、高価な酒で泥酔するなど悪役として振る舞っている。
医龍 胸部心臓外科
野口教授を頂点とする明真大学医学部内の医局のひとつ。
その実態は封建社会そのもの―権力が患者の人権を踏みにじり、医療ミス、そして癒着を固く隠蔽する。
野口賢雄(のぐち たけお) 明真大学付属病院心臓外科教授にして、明真大学病院胸部心臓外科医局長。
権力を一手に握り、ミスが起これば部下に責任をなすりつけ自分の保身を図る男。丸メガネがトレードマークで、政治力に長け、不気味な存在感がある。 霧島軍司(きりしま ぐんじ) 北日本大学心臓外科医。
ミキの腹違いの兄で、かつて朝田の友人であった。朝田を北日本大学から追放した張本人であり、因縁の相手。北日本大でバチスタ手術を成功させた。野口によって後継候補に推される。 木原毅彦(きはら たけひこ) 明真大学助手にして明真大学病院胸部心臓外科医。
医局の権威を無視する朝田に敵意を抱く。悪役ではあるが作品では母親思いの優しい側面も描写されている。選挙管理委員に選ばれ、野口の歓心を引くために腐心する。 鱈淵純(たらぶち じゅん) 伊集院と同期の研修医。
伊集院をいつも小馬鹿にするも医師としての能力は低く、いつも周りの足を引っ張る。プライドだけは高い。 中田(なかた) 明真大学病院胸部心臓外科医。
心臓外科の中では朝田、加藤につぐ腕利きであると同時に伊集院の腕を認めたり、朝田の技術に一目おくなど医局の中では革新的な考えを持つ医師。医局内の権力闘争を冷ややかに見ている。 国立笙一郎(くにたち しょういちろう) UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)教授。
明真大学心臓血管外科教授選挙に出馬するために日本に帰国。明真大学病院救命救急部の鬼頭直人とは同期。
医龍 教授会
医局員が足を踏み入れることを許されない、権力者たちの聖域。
鬼頭直人(きとう なおと) 明真大学病院救急救命部の責任者で、明真大学のアメリカから帰国した外様教授。
日本の医療を変えるという野心に溢れた男で、救急救命部に朝田を引き入れようとする。 祖父江真介(そふえ しんすけ) 明真大学病院・消化器外科教授。
野口とは学生時代からの因縁があるが、教授選では手を結ぶ。 烏丸(からすま) 明真大学病院・内科教授。
患者の治療方針に関し藤吉と度々衝突。折を見て口実をつけ藤吉を飛ばすことを画策している。 大島(おおしま) 明真大学病院の若手教授。
教授選改革に積極的。空気の読めない男で教授会の権力闘争からは無縁。
医龍 補足的情報
医龍 バチスタ手術とは本作品のキーとなっているバチスタ手術は、現実のバチスタ手術をモデルとしているが、その扱いは架空のものである。
実際のバチスタ手術は、1980年代に開発されており、学会発表は1995年、日本での最初の施術は1996年、そして1998年には保険適用手術とされている。本作品における「バチスタ手術」は「難手術」の記号として使われているにすぎず、実際のバチスタ手術の紹介とはなっていないことに注意が必要である。
医龍 NGO
朝田が所属していたとされるNGOは、「国境なき医師団」「世界の医療団」などをモデルとしたものであり、戦地や災害地などでの医療支援を行うことを目的として活動している。
両者とも日本にも支部を置いており、医師や看護師が参加しているほか、阪神淡路大震災・新潟県中越地震などの際には日本に対しても緊急医療支援を行っている。