嫌われ松子の一生
嫌われ松子の一生(きらわれまつこのいっしょう)は、小説。
嫌われ松子の一生のあらすじ
東京で生活している大学生・川尻笙は、上京してきた父から、三十年前に家を飛び出した伯母・川尻松子の存在と、松子が最近東京で殺害されたことを聞かされる。
依頼で松子が住んでアパートに出向き、部屋の後始末をすることに笙とガールフレンドの明日香は、松子がどのような生活をしていたかに興味を持つ。松子の元教え子だった龍洋一と出会うことから、松子が歩んできた壮絶な人生を知ることになる。 嫌われ松子の一生は運命に翻弄されつづけ、それでも女として愛を求めつづけた女性の軌跡を描いたミステリー。
年月 年齢 出来事
1947年8月2日 0歳 福岡県大川市大野島に生まれる
幼少期~青春 久美が大病を患い、以降両親の愛情が久美だけに注がれると感じるようになる。
1970年4月 22歳 大川第二中学の教師となる。
1970年11月 23歳 修学旅行の下見で、校長・田所文夫にレイプされそうになる。
1971年5月 23歳 修学旅行中に現金盗難事件発生。
この件で濡れ衣を着せられ、失踪。生活 1972年 24歳 八女川徹也と同棲するが、徹也が自殺。
岡野健夫と不倫関係になるが、岡野の妻にばれて解消。
自暴自棄になり、店白夜でトルコ嬢として働く。
雄琴でトルコ嬢の仕事を続ける。
1974年1月 26歳 口論の末、小野寺保を殺害。
東京に移動 1974年 26歳 八女川徹也の後を玉川上水で自殺を図るが、島津賢治に引きとめられる。
島津賢治と同棲をはじめる。
同棲2ヵ月後、小野寺保殺害の件で逮捕。
1982年頃 34歳 8年の刑期を終え、美容室あかねで働く。
1983年5月 35歳 龍洋一と再会、同棲をはじめる。
覚せい剤使用の罪で逮捕。
美容室みたむらで働く。
1987年9月~ 40歳~ 働いて美容室をやめ、荒んだ生活をおくる。
マナーを破ったり、夜中に叫び声をあげるなどの行動が多く、アパートの住民からは嫌われ松子と呼ばれていた。
2001年7月9日 53歳 病院で友人・沢村めぐみと再会。
専属の美容師の勧誘を受ける。名刺を手渡されるが、いったんはこれを公園に捨てる。夢を夜中、公園に戻って名刺を探してところ、屯していた若者数名に暴行を受ける。
嫌われ松子の一生の登場人物
*年齢は原作の舞台に2001年7月現在のもの
嫌われ松子の一生の主要人物
川尻 笙(かわじり・しょう) 19歳。
松子の甥。上京してきた父・紀夫からの頼みで、松子が住んでいた部屋の片付けを行うことになる。伯母の存在を知らず、片付けにも乗り気ではなかったが、松子が荒川の土手に立ち、涙を流してという話を聞き、共鳴するところがところに気づく。出会いから、松子の歩んできた人生を調べ始めるうちに、松子に対する心の変化が起きる。 紀夫が話していなかったこともあって、松子の存在を知らなかったが、5歳の時に松子に会ったことがある。
渡辺 明日香(わたなべ・あすか) 19歳。
1年前に大学で笙と知り合い、愛の生活を送っている。笙よりも松子がどんな生涯を送ってきたかに興味を笙との関係がぎくしゃくする。頃の出来事から、母親と松子を照らし合わせて考えていた。おり、笙が龍洋一と再会する前に帰郷してしまう。
松子が中学校の教師をしていたころの教え子であり、恋人。笙の先輩にあたる。罪で服役していたが、1ヶ月前に小倉刑務所を出所。手伝いをしながら、松子を探していた。頃に父親が不審な死を遂げている。
ころには、問題児の烙印をおされており、修学旅行のときに、松子が座を追われる原因と窃盗事件を起こす。その後は傷害事件を起こし少年院に入り、出所してからも覚せい剤の密売などをおこなうなど、極道を歩む。12年後に松子と再開、男と女の関係になり、密売から足を洗う決意をするが、そのことで組織に追われる身となる。組織から逃れることはできたが、心の弱さから手を染め、県議に田所文夫を殺してしまう。田所の孫娘の言葉がきっかけでクリスチャンと服役生活を送る。松子のことが好きだった。 沢村 めぐみ(さわむら・めぐみ) 49歳。
アダルトビデオに出演するタレントが所属する事務所サワムラ企画の取締役社長。見た目は30歳くらいに見えるという。20代に傷害の罪で服役しており、松子とは同じ雑居房にいたことがあり、親友。松子は親友にはなれないと思って) 出所後はモデルとして活動し、タレント事務所と契約。
あとは自らが社長と多忙な毎日を送っている。美容師として松子を高く評価しており、病院でときに専属の美容師として雇おうと名刺を渡した。 内田 あかね(うちだ・あかね) 年齢は明らかでないが、60歳は超えていると思われる。
以前はあかねという名前の店名で、松子を雇っていたことがある。受刑者が職業訓練に使っている美容室と同じ名前であったため、受刑者がよく訪れていたという。 川尻 紀夫(かわじり・のりお) 51歳。
笙の父親。松子は2つ年上の姉。おり、笙が住んでいるアパートの家賃を仕送っている。松子が家を出た後、家庭が崩壊していくのを目の当たりにし、松子との縁を家庭を作り直す。その後結婚し、病弱な妹、久美の看病を生活していた。松子の存在をいないことにしていた。(紀夫の妻・つまり笙の母は、雄琴に行く前の松子に会っている)
ひかり人物松子が最期を遂げたアパート。
松子の部屋の隣に住んでいたが、話したこともなく、松子のことを思ってかった。片付けに来た笙にちょっかいを出す。
) 松子殺害事件の犯人を探している。
サングラスにジーンズの姿で笙たちの前に登場する。原作では、笙とのやり取りは割とコミカルに描かれている。
-----------------------------------------------------------------------------
川尻家
川尻 久美(かわじり・くみ) 松子、紀夫の妹。
3歳の時に大病を患い、入退院を繰り返していた。松子をとても慕っていたが、松子が家を出たあと、精神的ショックをうける。松子にとっては愛情を注がれたと感じており、久美を妬んでいた。14年前(34歳と推測される)、笙が5歳のときに肺炎を起こし亡くなった。久美の最期の言葉は、ラストシーンとリンクしている。 川尻 恒造(かわじり・こうぞ) 松子の父。
久美が大病を患ったあとは久美のことを気にかけ、松子には厳しくあたってしまう。松子は久美だけに愛情を注がれていたと心をつなぎとめるために教師となるが、実際は久美だけでなく松子のことも気にかけてことが後にわかる。松子が失踪して三ヵ月後、脳卒中で倒れ、そのまま亡くなる。 [編集]
松子と関係を持った男たち八女川 徹也(やめがわ・てつや) 蒸発した後、松子が最初に好きになった男。
自称・太宰治の生まれ変わり(太宰治が玉川上水に入水した設定になっている)。定職につかず、執筆活動を行っていた。その文才には岡野(後述)も嫉妬していたほどだったが、松子がお金を工面した当日、電車に飛び込み自殺。松子をトルコ風呂で働かせようとしていた。 岡野 健夫(おかの・たけお) 八女川のライバル。
執筆を行ってが、文才で八女川に負けていると感じ嫉妬していた。松子と不倫関係になるが、松子が岡野の家に行ったため妻にばれてしまい、金を渡し一切の縁を切る。 小野寺 保(おのでら・たもつ) 松子がトルコ嬢として働いて常連。
松子と組んで雄琴(滋賀県)で生活していたが、松子が稼いだ金を山科に住む女に貢いでいた。覚せい剤を常用しており、松子にもすすめていた。(彼に直接言ってはいないが)綾乃が覚せい剤中毒の男に刺し殺されたことを聞き、覚せい剤をやめようとした松子ともみ合いに刺し殺される。 島津 賢治(しまづ・けんじ) 理容室を経営。
自殺を図ろうとした松子に声をかける。三年前に妻と子供を事故で亡くしている。松子にプロポーズをしたが、直後に松子が警察に逮捕(小野寺殺害の件)されてしまう。8年後に松子が出所していたときにはすでに再婚、子供もおり理容室も大きくなっていた。
白夜の人物南新地の中洲に店。
松子は面接を受けに行ったが断られている。その後、岡野健夫に縁を切られたあとに再度受けに行き、晴れてトルコ嬢となる。マネージャー赤木の方針で、基本的に素人は雇わず、赤木のお眼鏡にかなった人物だけが白夜で働くことができた。
赤木(あかぎ)
トルコ風呂の店白夜
あるが年齢は不詳。松子の新人研修で練習相手を務めたが、そこで射精してしまう(練習相手が射精するのは御法度とされている)。松子に一目置くようになる。北海道で地味に過ごしていた。松子が小野寺を殺害して足取りは不明。
本名・斉藤スミ子(さいとう・すみこ)。松子が働いて当時28歳。松子に雪乃という源氏名をつける。赤木マネージャーが千葉から引き抜いたほどの人材で、松子に抜かれるまで人気と実力があった。赤木が店をやめた後に綾乃も店をやめる。地元仙台で小料理店を開き、幸せな日々を過ごすことが夢だったが、同棲していた覚せい剤中毒の男に刺し殺される。 [編集]
大川第二中学の人物田所 文夫(たどころ・ふみお) 大川第二中学校校長。
のちに県議会議員になる。修学旅行の下見で松子に行為をする。現金盗難事件で松子に辞職願いを出すように言いつけたのは、この件で確執が生じたためと後に松子が龍洋一に語っており、松子と人生を壊した元凶と錯覚した洋一によって射殺される。 佐伯 俊二(さえき・しゅんじ) 大川第二中学校で担任を勤めていた。
松子とデートの約束をするなど仲がよかったが、現金盗難事件を機に関係は急速に冷えていく。 金木 淳子 (かなき・じゅんこ) 佐伯俊二が担任をしていた生徒。
松子とは話を関係だった。
中谷美紀自身が「この役を演じるために女優を続けてきたかもしれない。」と言っているほど、役どころ、作品である。ミュージカルシーンも原作の悲惨なストーリーを明るく描いている。
嫌われ松子の一生のキャスト
川尻松子(幼少時代 奥ノ矢佳奈):中谷美紀 川尻笙(松子の甥):瑛太 龍洋一(松子の元教え子):伊勢谷友介 川尻紀夫:香川照之
川尻久美(松子の妹):市川実日子 沢村めぐみ(松子の親友):黒沢あすか 川尻恒造:柄本明
人気歌手:木村カエラ
明日香:柴咲コウ
佐伯俊二:谷原章介
八女川徹也:宮藤官九郎
綾乃(ソープ嬢):BONNIE PINK 劇中に彼女が「LOVE IS BUBBLE」を歌うシーンがあり 小野寺:武田真治
島津賢治:荒川良々
大倉修二:ゴリ(ガレッジセール) 刑事:マギー
教頭:竹山隆範(カンニング) 岡野健夫:劇団ひとり マネージャー赤木:谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ) 女囚A:唄:AI
女囚C:プライド:土屋アンナ
女囚D:思い出:山田花子
片平なぎさ:片平なぎさ(本人役) 本田博太郎:本田博太郎(本人役)違い松子がセクハラを受けた相手 映画では教頭になっている。
原作にでてくる校長が映画では登場しない。原作の教頭は現金盗難事件の際に、学校にこの件が無かったように図ろうとしていた。 松子の遺体発見現場 原作では自宅アパート(詳細は年表を参照)となっているが、映画は荒川の河川敷になっていた。
その後 綾乃の引退後は殺されない)。
赤木の登場は面接と店を去る場面のみ。 映画版では法廷シーンを大幅にカットしており、これについては一部批判的な見方もされているが、中島監督の演出のたくみさもあり、映画自体はおおむね好評価を得ている。
(原作者山田宗樹氏はカットに関しては関連書籍等によると気にしていないようである) 視点
嫌われ松子の一生の小説は松子を取巻いた人物に会うことで甥が成長していく物語である。
映画では甥は最低限しか登場しない。帯にも中島監督のコメントのが載っているが、同じように甥にはまったく触れていない。厳しさに中谷が降板も考えたほどで、「私だったら(女優を)やめている」と語った。
中谷が撮影中のエピソードを語った『嫌われ松子の一年』(ぴあ、2006年)が公開後出版された。
嫌われ松子の一生のあらすじ
東京で生活している大学生・川尻笙は、上京してきた父から、三十年前に家を飛び出した伯母・川尻松子の存在と、松子が最近東京で殺害されたことを聞かされる。
依頼で松子が住んでアパートに出向き、部屋の後始末をすることに笙とガールフレンドの明日香は、松子がどのような生活をしていたかに興味を持つ。松子の元教え子だった龍洋一と出会うことから、松子が歩んできた壮絶な人生を知ることになる。 嫌われ松子の一生は運命に翻弄されつづけ、それでも女として愛を求めつづけた女性の軌跡を描いたミステリー。
年月 年齢 出来事
1947年8月2日 0歳 福岡県大川市大野島に生まれる
幼少期~青春 久美が大病を患い、以降両親の愛情が久美だけに注がれると感じるようになる。
1970年4月 22歳 大川第二中学の教師となる。
1970年11月 23歳 修学旅行の下見で、校長・田所文夫にレイプされそうになる。
1971年5月 23歳 修学旅行中に現金盗難事件発生。
この件で濡れ衣を着せられ、失踪。生活 1972年 24歳 八女川徹也と同棲するが、徹也が自殺。
岡野健夫と不倫関係になるが、岡野の妻にばれて解消。
自暴自棄になり、店白夜でトルコ嬢として働く。
雄琴でトルコ嬢の仕事を続ける。
1974年1月 26歳 口論の末、小野寺保を殺害。
東京に移動 1974年 26歳 八女川徹也の後を玉川上水で自殺を図るが、島津賢治に引きとめられる。
島津賢治と同棲をはじめる。
同棲2ヵ月後、小野寺保殺害の件で逮捕。
1982年頃 34歳 8年の刑期を終え、美容室あかねで働く。
1983年5月 35歳 龍洋一と再会、同棲をはじめる。
覚せい剤使用の罪で逮捕。
美容室みたむらで働く。
1987年9月~ 40歳~ 働いて美容室をやめ、荒んだ生活をおくる。
マナーを破ったり、夜中に叫び声をあげるなどの行動が多く、アパートの住民からは嫌われ松子と呼ばれていた。
2001年7月9日 53歳 病院で友人・沢村めぐみと再会。
専属の美容師の勧誘を受ける。名刺を手渡されるが、いったんはこれを公園に捨てる。夢を夜中、公園に戻って名刺を探してところ、屯していた若者数名に暴行を受ける。
嫌われ松子の一生の登場人物
*年齢は原作の舞台に2001年7月現在のもの
嫌われ松子の一生の主要人物
川尻 笙(かわじり・しょう) 19歳。
松子の甥。上京してきた父・紀夫からの頼みで、松子が住んでいた部屋の片付けを行うことになる。伯母の存在を知らず、片付けにも乗り気ではなかったが、松子が荒川の土手に立ち、涙を流してという話を聞き、共鳴するところがところに気づく。出会いから、松子の歩んできた人生を調べ始めるうちに、松子に対する心の変化が起きる。 紀夫が話していなかったこともあって、松子の存在を知らなかったが、5歳の時に松子に会ったことがある。
渡辺 明日香(わたなべ・あすか) 19歳。
1年前に大学で笙と知り合い、愛の生活を送っている。笙よりも松子がどんな生涯を送ってきたかに興味を笙との関係がぎくしゃくする。頃の出来事から、母親と松子を照らし合わせて考えていた。おり、笙が龍洋一と再会する前に帰郷してしまう。
松子が中学校の教師をしていたころの教え子であり、恋人。笙の先輩にあたる。罪で服役していたが、1ヶ月前に小倉刑務所を出所。手伝いをしながら、松子を探していた。頃に父親が不審な死を遂げている。
ころには、問題児の烙印をおされており、修学旅行のときに、松子が座を追われる原因と窃盗事件を起こす。その後は傷害事件を起こし少年院に入り、出所してからも覚せい剤の密売などをおこなうなど、極道を歩む。12年後に松子と再開、男と女の関係になり、密売から足を洗う決意をするが、そのことで組織に追われる身となる。組織から逃れることはできたが、心の弱さから手を染め、県議に田所文夫を殺してしまう。田所の孫娘の言葉がきっかけでクリスチャンと服役生活を送る。松子のことが好きだった。 沢村 めぐみ(さわむら・めぐみ) 49歳。
アダルトビデオに出演するタレントが所属する事務所サワムラ企画の取締役社長。見た目は30歳くらいに見えるという。20代に傷害の罪で服役しており、松子とは同じ雑居房にいたことがあり、親友。松子は親友にはなれないと思って) 出所後はモデルとして活動し、タレント事務所と契約。
あとは自らが社長と多忙な毎日を送っている。美容師として松子を高く評価しており、病院でときに専属の美容師として雇おうと名刺を渡した。 内田 あかね(うちだ・あかね) 年齢は明らかでないが、60歳は超えていると思われる。
以前はあかねという名前の店名で、松子を雇っていたことがある。受刑者が職業訓練に使っている美容室と同じ名前であったため、受刑者がよく訪れていたという。 川尻 紀夫(かわじり・のりお) 51歳。
笙の父親。松子は2つ年上の姉。おり、笙が住んでいるアパートの家賃を仕送っている。松子が家を出た後、家庭が崩壊していくのを目の当たりにし、松子との縁を家庭を作り直す。その後結婚し、病弱な妹、久美の看病を生活していた。松子の存在をいないことにしていた。(紀夫の妻・つまり笙の母は、雄琴に行く前の松子に会っている)
ひかり人物松子が最期を遂げたアパート。
松子の部屋の隣に住んでいたが、話したこともなく、松子のことを思ってかった。片付けに来た笙にちょっかいを出す。
) 松子殺害事件の犯人を探している。
サングラスにジーンズの姿で笙たちの前に登場する。原作では、笙とのやり取りは割とコミカルに描かれている。
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川尻家
川尻 久美(かわじり・くみ) 松子、紀夫の妹。
3歳の時に大病を患い、入退院を繰り返していた。松子をとても慕っていたが、松子が家を出たあと、精神的ショックをうける。松子にとっては愛情を注がれたと感じており、久美を妬んでいた。14年前(34歳と推測される)、笙が5歳のときに肺炎を起こし亡くなった。久美の最期の言葉は、ラストシーンとリンクしている。 川尻 恒造(かわじり・こうぞ) 松子の父。
久美が大病を患ったあとは久美のことを気にかけ、松子には厳しくあたってしまう。松子は久美だけに愛情を注がれていたと心をつなぎとめるために教師となるが、実際は久美だけでなく松子のことも気にかけてことが後にわかる。松子が失踪して三ヵ月後、脳卒中で倒れ、そのまま亡くなる。 [編集]
松子と関係を持った男たち八女川 徹也(やめがわ・てつや) 蒸発した後、松子が最初に好きになった男。
自称・太宰治の生まれ変わり(太宰治が玉川上水に入水した設定になっている)。定職につかず、執筆活動を行っていた。その文才には岡野(後述)も嫉妬していたほどだったが、松子がお金を工面した当日、電車に飛び込み自殺。松子をトルコ風呂で働かせようとしていた。 岡野 健夫(おかの・たけお) 八女川のライバル。
執筆を行ってが、文才で八女川に負けていると感じ嫉妬していた。松子と不倫関係になるが、松子が岡野の家に行ったため妻にばれてしまい、金を渡し一切の縁を切る。 小野寺 保(おのでら・たもつ) 松子がトルコ嬢として働いて常連。
松子と組んで雄琴(滋賀県)で生活していたが、松子が稼いだ金を山科に住む女に貢いでいた。覚せい剤を常用しており、松子にもすすめていた。(彼に直接言ってはいないが)綾乃が覚せい剤中毒の男に刺し殺されたことを聞き、覚せい剤をやめようとした松子ともみ合いに刺し殺される。 島津 賢治(しまづ・けんじ) 理容室を経営。
自殺を図ろうとした松子に声をかける。三年前に妻と子供を事故で亡くしている。松子にプロポーズをしたが、直後に松子が警察に逮捕(小野寺殺害の件)されてしまう。8年後に松子が出所していたときにはすでに再婚、子供もおり理容室も大きくなっていた。
白夜の人物南新地の中洲に店。
松子は面接を受けに行ったが断られている。その後、岡野健夫に縁を切られたあとに再度受けに行き、晴れてトルコ嬢となる。マネージャー赤木の方針で、基本的に素人は雇わず、赤木のお眼鏡にかなった人物だけが白夜で働くことができた。
赤木(あかぎ)
トルコ風呂の店白夜
あるが年齢は不詳。松子の新人研修で練習相手を務めたが、そこで射精してしまう(練習相手が射精するのは御法度とされている)。松子に一目置くようになる。北海道で地味に過ごしていた。松子が小野寺を殺害して足取りは不明。
本名・斉藤スミ子(さいとう・すみこ)。松子が働いて当時28歳。松子に雪乃という源氏名をつける。赤木マネージャーが千葉から引き抜いたほどの人材で、松子に抜かれるまで人気と実力があった。赤木が店をやめた後に綾乃も店をやめる。地元仙台で小料理店を開き、幸せな日々を過ごすことが夢だったが、同棲していた覚せい剤中毒の男に刺し殺される。 [編集]
大川第二中学の人物田所 文夫(たどころ・ふみお) 大川第二中学校校長。
のちに県議会議員になる。修学旅行の下見で松子に行為をする。現金盗難事件で松子に辞職願いを出すように言いつけたのは、この件で確執が生じたためと後に松子が龍洋一に語っており、松子と人生を壊した元凶と錯覚した洋一によって射殺される。 佐伯 俊二(さえき・しゅんじ) 大川第二中学校で担任を勤めていた。
松子とデートの約束をするなど仲がよかったが、現金盗難事件を機に関係は急速に冷えていく。 金木 淳子 (かなき・じゅんこ) 佐伯俊二が担任をしていた生徒。
松子とは話を関係だった。
中谷美紀自身が「この役を演じるために女優を続けてきたかもしれない。」と言っているほど、役どころ、作品である。ミュージカルシーンも原作の悲惨なストーリーを明るく描いている。
嫌われ松子の一生のキャスト
川尻松子(幼少時代 奥ノ矢佳奈):中谷美紀 川尻笙(松子の甥):瑛太 龍洋一(松子の元教え子):伊勢谷友介 川尻紀夫:香川照之
川尻久美(松子の妹):市川実日子 沢村めぐみ(松子の親友):黒沢あすか 川尻恒造:柄本明
人気歌手:木村カエラ
明日香:柴咲コウ
佐伯俊二:谷原章介
八女川徹也:宮藤官九郎
綾乃(ソープ嬢):BONNIE PINK 劇中に彼女が「LOVE IS BUBBLE」を歌うシーンがあり 小野寺:武田真治
島津賢治:荒川良々
大倉修二:ゴリ(ガレッジセール) 刑事:マギー
教頭:竹山隆範(カンニング) 岡野健夫:劇団ひとり マネージャー赤木:谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ) 女囚A:唄:AI
女囚C:プライド:土屋アンナ
女囚D:思い出:山田花子
片平なぎさ:片平なぎさ(本人役) 本田博太郎:本田博太郎(本人役)違い松子がセクハラを受けた相手 映画では教頭になっている。
原作にでてくる校長が映画では登場しない。原作の教頭は現金盗難事件の際に、学校にこの件が無かったように図ろうとしていた。 松子の遺体発見現場 原作では自宅アパート(詳細は年表を参照)となっているが、映画は荒川の河川敷になっていた。
その後 綾乃の引退後は殺されない)。
赤木の登場は面接と店を去る場面のみ。 映画版では法廷シーンを大幅にカットしており、これについては一部批判的な見方もされているが、中島監督の演出のたくみさもあり、映画自体はおおむね好評価を得ている。
(原作者山田宗樹氏はカットに関しては関連書籍等によると気にしていないようである) 視点
嫌われ松子の一生の小説は松子を取巻いた人物に会うことで甥が成長していく物語である。
映画では甥は最低限しか登場しない。帯にも中島監督のコメントのが載っているが、同じように甥にはまったく触れていない。厳しさに中谷が降板も考えたほどで、「私だったら(女優を)やめている」と語った。
中谷が撮影中のエピソードを語った『嫌われ松子の一年』(ぴあ、2006年)が公開後出版された。